ロボット、どこに置く?工作機械展に見る最新動向【後編】/JIMTOF2018
AGVとの組み合わせもトレンドに
非接触給電で24時間稼働も可能
DMG森精機が参考出展した自走式のロボット「RV3」も大きな話題を呼んだ。 AGVの上に協働ロボットを載せたシステムで、作業精度が高く、加工材料を工作機械に直接取り付けできる。作業の合間に非接触で充電するため、24時間の連続稼働が可能だ。 そのほか、DMG森精機製の工作機械とデンソー製の設備間搬送装置「D-Carry(ディーキャリー)」を組み合わせた生産システムも紹介した。複数の工作機械を連結して生産ラインを作る場合、並べた機械の上にガントリーローダーという搬送装置を付けることが一般的。一方のディーキャリーは、機械の前面に付ける新しいタイプの搬送装置だ。 「設備の高さが抑えられ、工場内の見通しをよくできる。後付けや取り外しもしやすい」と説明員は話す。