[特集MECT2021 vol.2]最新のロボット展示が目白押し
「メカトロテックジャパン(MECT)2021」は工作機械がメインの展示会だが、ロボット関連の出展も多い。主催者による特設展示ゾーンでは川崎重工業や安川電機、デンソーウェーブ(愛知県阿久比町、相良隆義社長)などが最先端のロボットシステムを展示。ファナックなどのロボットメーカーや、ロボットの周辺機器を製造するメーカー、ロボット関連の製品を扱う商社も多数出展する。
特設展示ゾーンは「新時代の自動化」
展示はAゾーン~Dゾーンの4つ。 Aゾーンでは川崎重工業の協力を得て「遠隔操作で広がる可能性」を展示する。自走ロボットと遠隔操縦の技術を組み合わせて、工場内の物流作業を模した作業を披露する。多品種少量生産の現場でも使えるロボットシステムとして注目だ。 Bゾーンでは、ロボットのシステム構築を担うシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)のトライエンジニアリング(名古屋市守山区、片山誠二社長)と豊臣機工(愛知県安城市、伴雅紀社長)が開発したロボットシステムを展示する。 ロボットが自動車部品や家電などに使用される柔らかい「シールスポンジ材」のシール面をロボットでワークに貼り付ける。曲線や曲面など複雑な形状へのシール貼りの作業や自動切断などを実演する。