[2023国際ロボット展リポートvol. 2] 世界をリードするロボット産業に経済産業大臣も期待/西村康稔経済産業大臣
11月29日~12月2日の4日間、東京都江東区の東京ビッグサイトで「2023国際ロボット展(iREX2023)」が開かれた。来場者数は新型コロナウイルス禍前を上回る14万8125人を記録した。会期2日目の午前中には西村康稔経済産業大臣も駆け付け、会場内を視察した。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)や大手メーカー数社のブースを巡覧した。国際ロボット展の展示リポートvol.2では、視察した西村康稔大臣のコメントを紹介する。
ロボット活用の広がりを実感
来場者も出展者も多く、熱気と活気に圧倒された。日本の強みであるロボット産業は、世界の産業用ロボットの半分近いシェアを占める。ロボットへの関心は高く、人手不足である中でこれからどうやって生産性を上げるのか。製造業はもちろんだが、物流やサービス業、飲食、医療、福祉などいろいろな現場でロボットが生かされ、その広がりを感じた。
もう一つはデジタルの技術の活用だ。デジタルツインなど、仮想空間と現場をつなぐことでより精度高く、効率的に作業を進められる。各社そうした取り組みを進めている。生成AI(人工知能)との連携、融合も現実のものとなってきた。ロボットが自律して自ら判断し、動く現場が現実のものとなっている。人との協働も広がってきているとの印象を持った。

