展示会でカーボンニュートラルの一歩目を提案/日伝
まずは「見える化」から
日伝は2月20日、名古屋市熱田区の名古屋国際会議場で「カーボンニュートラルソリューション展」を開催した。取り扱いメーカー各社がブースを構え、CNの実現に貢献するモノのインターネット(IoT)や省エネルギー、再生可能エネルギー(再エネ)関連の製品や技術を展示した。
近年、製造現場ではCNへの対応が求められる。これに対し、同社は①IoTでエネルギー消費量を可視化して課題を把握し、②効果的な省エネ機器を導入してエネルギー消費量を削減し、③それでも賄いきれない分を最終的に再エネに置き換える――という3ステップでのCN達成を提案している。今回展でも会場を「IoTゾーン」「省エネゾーン」「再エネゾーン」の3つに分け、これからCNに取り組む来場者や既に課題を把握している来場者が巡回しやすいレイアウトとなるように工夫した。
日伝中部ブロック中京地区担当の朝田春彦名古屋支店長は「CNの一歩目は、IoTで工場全体の消費エネルギーを『見える化』して自社の課題を把握すること。『何から手を付ければいいか分からない』という人にも、今回の展示会を通じてCN対応の方向性を分かりやすく示せれば」と語った。
ケイガン・アリとコロコ-S100を組み合わせた自動搬送やけん引のデモ
省エネゾーンでは、Keigan(ケイガン、京都府精華町、徳田貴司社長)とTBグローバルテクノロジーズ(東京都中央区、ローラン・ポワドヴァン社長)が共同でブースを構え、ケイガンの自律走行型搬送ロボットの「KeiganALI(ケイガン・アリ)」とTBグローバルテクノロジーズの運搬支援ロボット「CoRoCo(コロコ)-S100」を組み合わせた自動搬送とけん引のデモを披露した。
(ロボットダイジェスト編集部 平川一理)