
ビジュアルSLAM技術で移動ロボット市場に参入/キヤノン
キヤノンは8月5日、協業メーカーに対し、無人搬送車(AGV)などの移動ロボット用の映像解析ソフトウエアの提供を開始した。カメラを使って自己位置の推定と周囲の地図作成を同時に行う「Visual SLAM(ビジュアルスラム)技術」などに対応する。
生産現場のロボット化と自動化を支援するウェブマガジン
RECENT POSTS
キヤノンは8月5日、協業メーカーに対し、無人搬送車(AGV)などの移動ロボット用の映像解析ソフトウエアの提供を開始した。カメラを使って自己位置の推定と周囲の地図作成を同時に行う「Visual SLAM(ビジュアルスラム)技術」などに対応する。
MUJIN(東京都江東区、滝野一征最高経営責任者<CEO>)は7月28日から30日の3日間、本社併設の「MUJINロボットセンター」で内覧会を開いた。密集を防ぐため来場者を絞り、事前予約制で時間をずらして招待し、3日間合計で76社247人が来場した。
通販物流支援サービスなどを手掛ける関通は7月28日、兵庫県尼崎市の関西主管センターで、自律移動型の無人搬送車(AGV)「Syrius(シリウス)」の稼働を開始したと発表した。
シリウスは中国のベンチャー企業シリウスロボティクスが開発したAGVで、物流倉庫で出荷製品を集めるピッキング作業を支援する。
無人搬送車(AGV)「CarriRo(キャリロ)」シリーズなどを開発、販売するZMP(東京都文京区、谷口恒社長)は8月18日~28日、ウェブ上と東京都江東区に新設したショールーム「キャリロイノベーションセンター」で、自社製品を一堂に紹介するイベント「ZMP World(ワールド)2020」を開く。
オムロンは7月22日、シリーズ最大の可搬質量1.5tを誇る無人搬送車(AGV)「モバイルロボットHD-1500」を、世界中の市場に向けて一斉に発売した。同社は可搬質量60、90、250kgのAGV「モバイルロボットLDシリーズ」を販売するが、需要の高い重量物搬送の市場を狙って新製品の開発に至った。これまでフォークリフトを使用していた工程をAGVによる自動搬送に切り替えることで、人の密集などを防止でき、さらに人手不足の解消にも貢献する。
中国に本社を置く物流用の搬送ロボットメーカー、ギークプラス(日本法人=東京都港区、佐藤智裕社長)は7月20日、物流コンサルティング事業などを手掛けるSBロジスティクス(東京都港区、冨澤文秀社長)とともに、大阪府吹田市にあるアスクルの物流センターに搬送ロボット「P500R」を111台導入したと発表した。
THKは7月7日、自律搬送ロボット「Lifter (リフター)付き SEED-Mover(シード・ムーバー)」を発売した。自律移動型の走行台車と昇降するリフターを組み合わせた。走行台車は狭い場所でも全方向への移動や、360度の旋回が可能だ。リフターは昇降に加え、前後の引き出し動作ができる。用途に合わせてカスタマイズができる。
自動車の自動運転技術や、その技術を応用した物流用ロボットを開発、販売するZMP(東京都文京区、谷口恒社長)が都内に、無人搬送車(AGV)や無人フォークリフトのショールームを開設した。独自の誘導方式をアピールし、AGVとフォークリフトの連携も披露していく。
多くのロボットメーカーや商社が、展示会などに向けて新提案を用意する。しかし、新型コロナウイルスの影響で、さまざまな展示会は中止され、発表の場を失った。そこで各社は、ウェブを使った情報発信やオンライン展示会、時期を見計らってのプライベートショー(PS)でのアピールを考える。ロボットを使った自動化、省力化は、新型コロナウイルス禍を機に加速すると予想される。そうしたニーズに応える製品の一部を紹介する。
独自の人工知能(AI)技術を駆使した自動化システムを提供するMUJIN(東京都江東区、滝野一征最高経営責任者<CEO>)。「今回の新型コロナウイルス禍をきっかけに、自動化に新たな価値が加わった」と滝野CEOは話す。人海戦術に頼ることが難しい中で、事業をいかに継続、拡大するか。ロボットを使った自動化システムを導入していたか否かで明暗が分かれた。今後、自動化市場はどうなるのか、ウェブインタビューで滝野CEOに聞いた。