
鍵は「大量」と「簡単」。物流自動化の最新トレンド
東京都江東区の東京ビッグサイトで1月19日~22日、ロボット関連の専門展など複数の展示会が同時開催された。注目を集めたのは物流関連の自動化だ。新型コロナウイルス禍でインターネット通販などの活用が広がり、物流現場の負担が増加した。従来から続く人手不足などの問題も深刻さを増している。それに対して、出展各社は処理能力の高いシステムや、誰でも簡単に扱える自動化機器などを提案をした。
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東京都江東区の東京ビッグサイトで1月19日~22日、ロボット関連の専門展など複数の展示会が同時開催された。注目を集めたのは物流関連の自動化だ。新型コロナウイルス禍でインターネット通販などの活用が広がり、物流現場の負担が増加した。従来から続く人手不足などの問題も深刻さを増している。それに対して、出展各社は処理能力の高いシステムや、誰でも簡単に扱える自動化機器などを提案をした。
デンマークに本社を置く協働ロボットメーカーのユニバーサルロボット(UR、日本支社=東京都港区、山根剛日本支社長)は1月25日、実機を使って同社製ロボットのプログラミングが学べる認定トレーニングセンターを拡充したと発表した。
ロボットなどのレンタル事業を手掛けるオリックス・レンテック(東京都品川区、細川展久社長)は2月16日、オンラインセミナー「Rentec Forum(レンテックフォーラム)2022」を開催する。
東京ロボティクス(東京都新宿区、坂本義弘社長)は1月18日、NTTコミュニケーションズ(NTTコム)との共同開発の成果として、ネットワークを介して人型ロボットの力制御(バイラテラル制御)をするデモ動画を公開した。トルクセンサーと手先力覚センサーを備えたリーダー装置と、腕部と腰部にトルクセンサーを搭載した人型ロボットを用いてバイラテラル制御を実現した。同社は2019年にNTTコムのオープン・イノベーション・プログラムに採択されて以来、NTTコムと共同で遠隔操作ロボットの開発を進めてきた。
ロボットダイジェストの記者が、読者に代わりショールームを訪問する連載企画「ショールーム探訪」。第3回は、ABB日本法人(東京都品川区、中島秀一郎社長)の「アプリケーション・センター東日本」(AC東日本)を訪れた。所在地は相模原市緑区の産業創造センター(SIC)内。ショールーム機能ももちろんあるが、それ以上にロボットのアプリケーション(応用技術)の開発拠点でもある。
ロボットダイジェストの記者が、読者に代わりショールームを訪問する連載企画「ショールーム探訪」。第3回は、ABB日本法人(東京都品川区、中島秀一郎社長)の「アプリケーション・センター東日本」を訪れた。所在地は相模原市緑区の産業創造センター(SIC)内。ショールーム機能ももちろんあるが、それ以上にロボットのアプリケーション(応用技術)の開発拠点でもある。
カサイ製作所(愛知県一宮市、葛西泉社長)は自動車用の各種スイッチを製造する。社内には専用機やロボットラインを構築する専門部署があり、最近は年に2~3回のペースで現有ラインを合理化するための自動化設備に投資する。その一環で、2020年と21年には協働ロボットを1台ずつ導入した。作業者がこれまで一人で担当していた業務の一部を協働ロボットが肩代わりすることで作業者の負担を軽減し、生産性の向上につなげた。
ドイツのロボットベンチャー、Franka Emika(フランカ・エミカ)は2021年12月、Alwin Mahler(アルウィン・マーラー)氏を最高経営責任者(CEO)に任命したと発表した。フランカ・エミカは、人工知能を活用した機械学習プラットフォームに基づくRaaS(ロボット・アズ・ア・サービス、サービスとしてのロボット)のプロバイダーとして、幅広い用途のロボットサービスを提供する。同社は、デジタルビジネスの専門家であるマーラー氏を招き、ユーザーが簡単に導入できるロボットサービスの実現を目指す。
キヤノンは来年の1月上旬、オムロンが販売する協働ロボット「TMシリーズ」に対応した画像処理ソフトウエア「Vision Edition(ビジョンエディション)-T」を発売する。同商品は、TMシリーズ用の周辺機器群「Plug&Play(プラグ・アンド・プレイ)」の認証を取得した画像処理ソフト。ビジョンエディション-Tを、キヤノン製または同社の完全子会社のスウェーデン・アクシス製のネットワークカメラと組み合わせてTMシリーズと連動させることで、加工機の状態監視や部品の検査、残数の確認、異常時の警告などができる。
デンマークの協働ロボットメーカーのユニバーサルロボット(UR、日本支社=東京都港区、山根剛代表)は12月22日、ナベルホールディングス(HD、三重県伊賀市、永井規夫社長)が開発、製造する協働ロボット用カバー「Robot-Flex(ロボットフレックス)」を、UR製協働ロボット用の公認周辺機器「UR+(プラス)」に認証したと発表した。