可搬質量6~10kgの新モデルを発売/KUKA Japan
ドイツの大手ロボットメーカーKUKA(クカ)の日本法人KUKA Japan(クカジャパン)は8月23日、「KR CYBERTECH nano(サイバーテックナノ)」の新モデルを発売すると発表した。新モデルは可搬質量6~10kgで、物のハンドリングや溶接、荷役台(パレット)への箱の積み下ろしなどに適する。
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ドイツの大手ロボットメーカーKUKA(クカ)の日本法人KUKA Japan(クカジャパン)は8月23日、「KR CYBERTECH nano(サイバーテックナノ)」の新モデルを発売すると発表した。新モデルは可搬質量6~10kgで、物のハンドリングや溶接、荷役台(パレット)への箱の積み下ろしなどに適する。
ドイツの真空機器メーカー、シュマルツは具体的な用途を想定した協働ロボット向け吸着ハンドの拡充を進める。今年6月には、把持する対象物の情報や搬送方法などを入力するだけで、最適なハンドを自動設計して作成するオーダーメードサービスを日本でも開始。9月には、ケースに乱雑に置かれた対象物を1つずつ持ち上げる「ばら積みピッキング」を簡単に実現するパッケージ製品を国内発売する。
化粧品の通信販売などを手掛けるオルビス(東京都品川区、小林琢磨社長)は8月25日、埼玉県加須市のオルビス東日本流通センターで自動出荷システム「T-Carry system(ティー・キャリー・システム)」の稼動を開始した。
ZMP(東京都文京区、谷口恒社長)は8月18日~20日の3日間、ウェブ上で「ZMPワールド2020」を開催した。自社の最新製品を一挙に紹介するイベントで、今年は東京都江東区に新設したショールーム「キャリロイノベーションセンター」から生配信した。発表された多くの新製品、新機能の中から、工場や物流拠点で使う無人搬送車(AGV)「キャリロシリーズ」に関するものを取り上げる。
デンマークに本社を置く協働ロボットメーカー、ユニバーサルロボット(UR)は8月21日、空圧機器メーカーSMCの真空グリッパー「ZXP-X1シリーズ」を「UR+(プラス)」製品に認証したと発表した。
ABBは8月20日、ロボットのプログラミング用ソフトウエア「RobotStudio(ロボットスタジオ)」に「ARビューアアプリ」を追加したと発表した。
タブレット端末やスマートフォン(スマホ)向けの機能で、拡張現実(AR)技術により、設置したいロボットシステムを、現実の空間に重ね合わせて表示する。
加工した部品の縁などにできてしまう小さな突起物「バリ」。そのバリを取るための専用設備や専用工具を製造、販売するクロイツ(愛知県刈谷市、中田周一会長兼社長)は、主要取引先の自動車業界で進む電気自動車(EV)へのシフトに対応するため、新型のバリ取りロボットを開発した。穴開けなどの機械加工とバリ取りの工程集約を実現したのが特徴だ。
米国を中心に、「マスタースレーブ」という言葉を、別の言葉に言い換えようとの動きが出てきた。「マスタースレーブ」はIT業界などでも使われるが、ロボット業界の専門用語でもある。マスター機に設定したロボットの動作を、そっくりそのまま他のロボット(スレーブ機)が模倣する制御方式のことだ。
軟らかい物をハンドリングする技術は研究者にとっても大きなテーマだ。ソフトロボティクスと呼ばれる分野の重要なテーマの一つとして研究が進められている。前編で紹介したソフトハンドはエアで駆動する多指ハンドばかりだったが、研究レベルでは、その構造をさらに発展させたものや、全く異なるアプローチのハンドもある。後編では、ソフトハンド開発の最前線の3つの研究事例を紹介する。
産業用ロボットがさまざまな業界に普及し、金属やプラスチックのような固いものだけでなく、軟らかいものをハンドリングするニーズが高まっている。その代表例が食品加工や物流業界だ。食品や、袋で包装された物は強くつかむとつぶれやすく、形が一定ではないものが多い。そういった物を柔らかくつかむソフトハンドの開発は技術的なハードルが高いが、多くの企業が開発や販売に取り組んでおり、実用的な製品も出始めた。