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[特集FOOMA JAPAN]自動車用技術を生かし食品をつかむ/デンソーウェーブ

デンソーウェーブ(愛知県阿久比町、杉戸克彦会長)の食品産業に向けた提案は、専用機などを紹介する他社とは一味違う。自動車部品などの工場で使う多関節ロボットに食品をつかませ、食材を搬送したり整列させる作業を披露。来場者が使い方をよりイメージできるような具体的な提案を用意する。ただし、一般的な産業用ロボットをそのまま食品産業で使用することは、安全や衛生の面から難しい。そこで同社は、これまでグループ内の自動車部品工場などで培ったロボット技術を生かしながら、食品向けにプラスα(アルファ)の機能を付加する。食品製造工場で課題の人手不足の解消に貢献する。

人手不足に悩む北陸の企業にロボットを提案/MEX金沢2019

「第57回機械工業見本市金沢(MEX金沢2019)」が2019年5月16日~18日の3日間、金沢市の展示会場「石川県産業展示館」で開催された。216社が出展し、延べ5万8000人以上が来場した。石川県、富山県、福井県の北陸3県は人手不足が深刻な地域で、北陸の企業は自動化に高い関心を持つ。今回展では、北陸地域の自動化ニーズに応える、ロボットを使った自動化提案が目立った。

自動車部品メーカーが挑むAI事業/武蔵精密工業

武蔵精密工業は、ギアなどを製造する自動車部品メーカーだ。以前から生産技術部門に力を入れており、産業用ロボットを組み込んだ生産システムなどを自社工場に導入してきた。近年は人工知能(AI)とロボットを組み合わせた自動外観検査システムなども自社向けに開発した実績がある。その同社が、AI事業に参入すると発表した。顧客の要望に応じてAIやロボットを組み込んだ自動外観検査システムなどを提供し、今後はAIを活用した無人搬送車(AGV)なども開発する。「搬送や検査はAIやロボットに任せ、人は付加価値の源泉である加工などの工程に集中してもらえれば」と大塚浩史は話す。

[気鋭のロボット研究者vol.6]機械同士が「心」を通わす【前編】/岐阜大学山本秀彦教授

工場の生産性向上や自動化への取り組みに多くの企業が注力する。山本秀彦教授は、人工知能(AI)システムを利用した工場の知能化の研究を進める。無駄のない設備のレイアウト、無人搬送車(AGV)や双腕ロボットの作業効率の向上を実現し、モノのインターネット(IoT)を使った工場全体の最適化を提案する。

ロボットやAGV で自動化をもっと”フレキシブル”に

可搬質量が数百キロもある無人搬送車(AGV)が国内で増えている。また、ロボットや周辺機器の新製品も次々に開発されている。各社の提案に共通するキーワードの一つは「もっとフレキシブル(柔軟)に」だ。東京都江東区の東京ビッグサイトで、今年1月には「第3回ロボデックス(ロボット開発・活用展」、2月には「第23回機械要素技術展」が開かれた。両展から、柔軟な運用を実現する提案をピックアップして紹介する。

[特集SIerになろうvol.12]SIerの負担を減らす製品が続々登場!

ロボットのシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)が足りない――。それならば、SIerの手間が最小限で済むような製品の開発も重要だ。ロボットと周辺機器がある程度までパッケージ化してあれば、1から始めるよりもはるかに短い時間でロボットシステムを立ち上げられ、SIerはより多くの案件をこなせるようになる。それでもSIerの手が回らない場合は、導入する企業自身がシステム構築することもできる。人工知能(AI)技術や独自のプログラミング方法により動作プログラムの作成も簡単だ。[特集SIerになろうvol.12]では、SIerの負荷を軽減するパッケージ製品の中から、工作機械メーカーのオークマとFUJIによる2製品を取り上げ、その特徴や使い方を紹介する。

[新春インタビュー]ロボットは“つながる”ことで飛躍的に進化する【後編】/ファナック稲葉善治会長兼CEO

新春企画の第2弾は、ファナックの稲葉善治会長兼最高経営責任者(CEO)への特別インタビュー。工作機械用CNC(数値制御)装置および産業用ロボットの世界的なメーカーとして知られるファナック。同社はCNC装置や産業用ロボットの他に、製造業向けのモノのインターネット(IoT)プラットフォーム「FIELD system(フィールドシステム)」を提供している。前編では稲葉善治会長兼最高経営責任者(CEO)に、ロボット産業の現状などを聞いた。後編では、ファナックの具体的な取り組みや展望を語ってもらった。

[新春インタビュー]ロボットは“つながる”ことで飛躍的に進化する【前編】/ファナック稲葉善治会長兼CEO

新春企画の第2弾は、ファナックの稲葉善治会長兼最高経営責任者(CEO)への特別インタビュー。製造業の自動化を追求する同社は、工作機械用CNC(数値制御)装置および産業用ロボットでトップクラスのシェアを誇る世界的メーカーだ。CNC装置や産業用ロボットの他に、製造業向けのモノのインターネット(IoT)プラットフォーム「FIELD system(フィールドシステム)」も提供する。稲葉会長兼CEOに、同社のロボット事業やIoT戦略について語ってもらった。

[気鋭のロボット研究者vol.4]ロボットに物体を認識する“目”を【前編】/中京大学橋本学教授

連載4回目を迎えた今回は、3つの分野のセンシング・情報処理技術を主な研究テーマに掲げる中京大学の橋本学教授を紹介する。橋本教授は、産業用ロボットに関わる分野では、ばらばらに積まれた物体をピッキングする時に使われるロボットの視覚システム、つまりロボットの“目”の役割を果たすシステムについて研究する。2013年には、ばら積みされた物体の位置や姿勢を効率的に認識できる「ベクトルペアマッチング」という独自のアルゴリズム(プログラムの問題解決手順や計算方法)を開発した。

AIやAGV、ビジョンセンサーで協働ロボが進化

安全柵が不要な協働ロボットに、人工知能(AI)や無人搬送車(AGV)、ビジョンセンサーを組み合わせた提案が増えている。これらはいわばロボットの頭脳や足、目であり、ロボットの機能を大きく拡張できる。10月17日~21日の5日間、東京都江東区の東京ビッグサイトで開かれたイベント「ワールド・ロボット・サミット2018」から、協働ロボットとAIやAGV、ビジョンセンサーを組み合わせた展示を紹介する。

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