[SIerを訪ねてvol.49]何も分からない状態から積み重ねた経験/カトウ
カトウ(川崎市中原区、加藤欣吾社長)は製缶や板金、切削加工などを得意とする企業で、近年はシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)事業にも力を入れる。これまで自社工場の溶接工程の自動化などに取り組んできた。今年6月には自社工場で稼働するロボットシステムをパッケージ化して外販するなど、積み重ねた自動化のノウハウをSIer事業に生かす。加藤社長は「製造業にはロボットを導入したいが使い方が分からない、との悩みを持つ企業は多い。わが社の経験を生かし、そうした企業の自動化に貢献したい」と語る。