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2023.10.11

グッドデザイン賞、AMRや協働ロボなどが受賞/オムロン、ブリヂストン、ラピュタロボティクスなど

10月5日に2023年度の「グッドデザイン賞」が発表された。同賞はデザインに優れる物事を顕彰するもので、日本デザイン振興会が主催する。今年は応募数5447件に対し、厳正な審査を経て1548件が受賞した。オムロンの自律走行型搬送ロボット(AMR)やブリヂストンのロボットハンドなど、ロボット関連の受賞も目立った。

オムロンやラピュタのAMRが受賞

オムロンが販売するMDシリーズ

 2023年度のグッドデザイン賞では、ロボット関連からも多数の受賞があった。
 受賞製品の一つ、オムロンのAMR「MDシリーズ」は、パレット搬送に適したコンパクトなボディーや最大可搬質量650~900kgのパワフルな仕様などが評価された。走行速度は毎秒2.2mで、ISO3691-4に準拠した安全設計により人との安全な協働を実現する。

グッドデザイン賞を受賞したラピュタPA-AMR

 AMRではラピュタロボティクス(東京都江東区、モーハナラージャ・ガジャン最高経営責任者)の「ラピュタPA-AMR」も受賞。物流倉庫のピッキング作業をアシストするAMRで、独自の制御システムで多数のロボットを最適に群制御できる。AMRの画面指示に従うだけで誰でもすぐにピッキングができる。

ソフトハンドや協働ロボットも

ブリヂストンのソフトロボットハンド(写真は2023年2月の「ブリヂストン・ソフトロボティクス・デー」で撮影)

 ブリヂストンはソフトロボットハンドで同賞を受賞。タイヤやホースなどのゴム製品で培ったノウハウを生かして開発したゴム人工筋肉を、ロボットハンドの指に使用した。柔軟性や耐衝撃性に加えて、軽量・高出力も実現する。

 協働ロボットでも複数の受賞があり、中国のJAKA(ジャカ)ロボティクスは6軸協働ロボット「ジャカ ミニコボ」で受賞。軽量、コンパクト、低騒音、簡単設置などが特徴の製品で、±0.1 mmの精度と複数の安全保護機構を備える。
 同じく中国のAUBOロボティクステクノロジーは、協働ロボット「Sシリーズ」で受賞した。こちらはサービス業向けに設計された珍しい協働ロボットで、非常に軽量なのが特徴だ。現代的なデザインや配色を採用している。

 その他、山洋電気のACサーボシステム「SANMOTION(サンモーション)G」や、三木プーリ(神奈川県座間市、三木康治社長)の軸継手「サーボフレックスラバー」など、ロボットシステムにも使用できる機械要素部品もグッドデザイン賞を受賞した。

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