[ショールーム探訪vol.4]弱点を打破した、始まりの場所【前編】/オフィスエフエイ・コム「スマートファクトリー・コンダクター・ラボ(スマラボ)小山」
オフィスエフエイ・コム(栃木県小山市、飯野英城社長)は、国内大手のシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)だ。本社に近い「東間々田工場」内にあるロボットシステムのショールーム「スマートファクトリー・コンダクター・ラボ(スマラボ)小山」では、各社のロボットや周辺機器を使ったシステムを展示する。飯野社長は「スマラボ小山はSIerの弱点を打破したくて開設した。一連の取り組みの原点」と話す。今回は、その原点にお邪魔した。
早速の洗礼
いきなりで恐縮だが、私は「店運」が悪い。旅行先では、事前に定休日を確かめて訪れた飲食店が「臨時休業」なのはよくある話。混雑が嫌で、ピークの時間帯をずらすと「急用で夜まで閉めます」との貼り紙も多く目にしてきた。運良く店に入れてからも油断ならない。限定の看板メニューが「今さっき完売しました」といった具合。 基本的には「晴れ男」で、幸運を呼ぶ点検用新幹線「ドクターイエロー」も何度も目にした。しかし、店運だけはどうにもならない。 今回、訪れたスマラボ小山の最寄り駅は、JR東北本線(通称「宇都宮線」)の間々田駅。上野駅から新幹線経由でも在来線だけでも1時間ほどで着く。訪問時間は13時だったので、早めに向かって駅前で何か食べようと口コミサイトを参考にする。 すると、評判の良いそば屋があった。定休日を確認すると「毎月6日、16日、26日」と変則的で、注釈が付く。「それが日曜の場合は翌日」。訪問は17日の月曜日。休みだった。 事前に分かっただけ幸運な方で、上野駅で駅弁を買い、間々田に向かった。ただ、この店運の悪さが今回は最後まで付きまとう。