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2019.05.07

SLAM誘導方式のAGVを初納入/明電舎

 明電舎は2019年4月、「SLAM(スラム)誘導」と呼ばれる方式で走行する無人搬送車(AGV)2台を自動車部品メーカーに初納入した。
 スラム誘導式ではレーザーセンサーなどで周囲の地図を作成し、現在位置を推定することで自律的な走行を可能にする。磁気テープなどを床面に敷設しなくても高精度に走行できる。
 またスラム誘導式に加え、磁気誘導式とレーザー誘導式にも対応するマルチセンシング機能付きで、状況に応じて誘導方式を切り替えることもできる。
 最大積載重量は250kg。全方位に走行し、その場で旋回できるため、複雑で狭い通路でも使える。18年10月に自社の沼津事業所に試験導入し、実証試験を経てこのほど製品化した。

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