花王がピッキングアシストAMRの重量検品タイプを採用/ラピュタロボティクス
ラピュタロボティクス(東京都江東区、モーハナラージャー・ガジャン最高経営責任者)は7月17日、同社のピッキング・アシスト・ロボット「ラピュタPA-AMR」65台が関東にある花王の物流拠点に採用が決まったと発表した。納入は今年の冬を予定する。
今回採用されるのは、重量検品機能付きの機種(=写真、都内の同社ラボで撮影)。今年1月に発売した新製品で、同機種が顧客に採用されるのは今回が初めて。物流拠点で注文された商品を集めるピッキング作業向けで、作業者が商品の種類や数量を間違えて箱に入れると重量からそれを検知し、アラームを出す。重量検品機能は従来から販売するラピュタPA-AMRに後付けすることもできる。
尾形達也セールスマネジャーは「検品のしきい値などは顧客が扱う商品に合わせて調整可能。重量検品機能で、作業者の歩行時間や商品探索時間の短縮に加えてピッキング後の検品まで省略でき、導入のメリットは大きい」と語る。
(ロボットダイジェスト編集デスク 曽根勇也)