東京・丸の内の展示施設で協創促す/セイコーエプソン・エプソン販売
セイコーエプソンとエプソングループで販売を担うエプソン販売(東京都新宿区、鈴村文徳社長)は3月24日、東京都千代田区のショールーム「EPSON SQUARE MARUNOUCHI(エプソンスクエア丸の内)」をリニューアルオープンした。今回新たに、同社の培ってきた要素技術を紹介できる「イノベーションエリア」を設けた。小川恭範社長は「アクセスの良いこの施設で、顧客やパートナーがわが社の要素技術に触れ、協創を促す場所にしたい」と意気込む。
有楽町駅や東京駅が間近
要素を組み合わせて価値を
目玉の一つ、イノベーションエリアは1階にある。「ワーク&ライフスタイル」「グリーンサプライチェーン」「エンジニアリング」の3つのゾーンに分け、主に6つの展示で構成する。 その中のマニュファクチャリングコーナーでは、垂直多関節ロボットにインクジェット印刷ヘッドを付けた立体物への印刷技術を展示。平面だけでなく、曲面や箱型の角部分にも印刷できる。ロボットとプリンターの両方を製造するエプソンならではの技術だ。同コーナーには、小型の射出成形機で成形した樹脂部品なども展示する。 エプソン販売の鈴村社長は「製造業向けに総合的な自動化ソリューションを提案したい。要素技術の組み合わせを変えると、新たな相乗効果が生じることもある。展示内容も随時、入れ替えて活発な協創を促したい」と話す。