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　オーストリアに本社を置く制御機器メーカー、B&Rの社長が2021年４月１日付で、クレメンス・セイガー氏からヨルク・セイス氏に交代した。 　セイス氏はB&Rを傘下に置くスイスのロボット大手、ABBで23年にわたり、製造業のオートメーションに携わってきた。直近では、シンガポールの拠点でプロセスオートメーション部門の責任者を務めていた。 　ABBは「オートメーションやデジタル分野での豊富な国際経験と力強い起業家精神で、B&Rは新規顧客の獲得とイノベーション開発に注力できる。利益向上や成長を進める理想的なリーダー」と期待を寄せる。 　セイス氏は「B&Rの顧客の目線に沿った企業文化とそのイノベーションの輝かしいレガシー（遺産）を継承しながら、同社を率いたい」と抱負を話す。