ロボットから見るIIFES 2025
デジタルツインや画像認識で高度化/三菱電機
三菱電機は、水冷式の画像処理半導体(GPU)ユニットを製造するデモで、最新の制御機器やデジタルツイン技術などを訴求した。
メインの展示では、産業用ロボットや直動機器を組み合わせた。GPUユニットの基板を組み立て、GPUのチップや水冷用のユニットを組み付けて、画像認識とAIを組み合わせた外観検査を施す一連の製造工程を再現した。
それらを全体制御するのが「MELSEC(メルセック) MXコントローラー」だ。高性能な中央演算処理装置(CPU)を搭載した。PLCなどが担うシーケンス制御と、ロボットコントローラーなどが担うモーション制御を一台に集約し、「OPC UA」や「CC-Link」など各種通信規格に対応する。
さらに、3Dシミュレーター「MELSOFT Gemini(メルソフトジェミニ)」とロジックシミュレーター「MELSOFT Mirror(メルソフトミラー)」を組み合わせて、デジタルツイン環境とし、リアルタイムの状態監視を実現した。

