同社は19年末の創業以来、販売面で協力関係にある商社や、システムインテグレーター(SIer、エスアイアー)などのパートナー企業を開拓してきた。商社による販売網は全国をほぼカバーでき、SIerは現在8社のパートナー企業を今年中に10社まで増やすことで、全国を網羅できる体制を整える。
「一般的な産業用ロボットと協働ロボットでは用途や自動化する工程が異なり、需要の食い合いにはならない。テックマンはビジョンセンサーを標準搭載するためシステム構築も容易で、SIerにとってもメリットがある商材」と言う。
また直近では、助成金・補助金のコンサルティング会社などとも連携し、利用できる制度があるかをウェブ上で確認できる無料診断サービスや申請代行サービスも開始した。自動化に直接関連するものはもちろんのこと、それ以外の助成金・補助金の獲得も支援する。
「資金面の問題からなかなか自動化を推進できない中小企業でも、助成金や補助金をうまく活用できれば、自動化投資の資金を捻出できるケースは多い。それならば、そこもサポートする」と松本社長は言う。
同社は3月、本社事務所を移転し、事務所内にロボットのトレーニングセンターを開設した。国内2カ所目のテックマン公認のトレーニングセンターで、関東では唯一の公認トレーニングセンターという。
「これを機に採用活動もスタートし、人員を増強して営業力を強化したい。売上高は創業から倍々ペースで伸びているが、この伸びをさらに加速させ、テックマン製協働ロボットによる自動化を普及させたい」と松本社長は意気込む。
(ロボットダイジェスト編集デスク 曽根勇也)
[SIerを訪ねてvol.27]設計からAIまで!多彩な技術で自動車産業のニーズに応える/リョーエイ
[特集 国際ロボット展vol.12]来場者14万人超! 各社ブースに新製品や新技術
[注目製品PickUp!vol.63]多関節ロボットのケーブル保護に/国盛化学「サイルベアフレックス」
埼玉営業所を開設し、配膳ロボットなど提案/HCI
複数のセンサーをカメラ1台に置き換える! 協働ロボのシステム構成を簡単に/キヤノン、ユニバーサルロボット
ロボット導入支援の研修を9月から開催/愛知県・名古屋工業大学
[注目製品PickUp!Vol.6]協働ロボには協働ハンドを【前編】/シュンク・ジャパン「Co-actグリッパー」
自律走行型ロボットをローカル5Gで遠隔操作/DMG森精機
[ロボットが活躍する現場vol.43] タッグで挑む自動化の道/スザキ工業所
産業用ロボットにはどういったタイプがあるのか。分類や定義、トレンド、歴史など、さまざまな観点から説明します。
“自社に合った、本当に役立つロボットシステム を導入するにはどうすればよいのか。その手順や気を付ける点などを解説します。
「産業用ロボットの導入コストはどれくらい?」。ロボット本体やシステム構築に掛かるコストの目安や考え方を紹介します。
産業用ロボットには専門用語がたくさんあります。企業のホームページやカタログを読む際に役立つ基本用語を説明します。
アクセスランキング
データベース更新情報
1.AGVに新モデルを追加/Mujin
2.欧州の工作機械展で多彩な自動化アプローチに脚光/EMOハノーバー2025
3.ちょこっとロボットがRobo Syncで可能に!/パナソニック コネクト
4.協働ロボットを発売、7軸で狭小スペースへの潜り込みもしやすい/ヤマハ発動機
5. [MECT2025フォトリポート]ロボットによる自動化が定番に
イマオコーポレーションの情報が更新されました。
パナソニック アドバンストテクノロジーの情報が更新されました。
タマディックの情報が更新されました。
株式会社リョーサンの情報が更新されました。
日東工器の情報が更新されました。
ロボットダイジェストのパートナーメディア「月刊生産財マーケティング」。工作機械や関連機器のマーケティング誌で、最新技術やメーカー各社の販売戦略、分析記事など、ものづくりに携わる方々に有益な情報が満載です。2025年11月号の特集は「工具業界のネクストトレンド~これから求められる要素とは~」です。電子版も販売しております。詳しくは当欄の下部から。