2021.07.05
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中古で導入コスト削減! ロボットをもっと気軽に/Sエンジ販売

身銭を切ってロボ購入

「自費でロボットを購入して操作方法を一から覚えた」と話す末永真也社長

 Sエンジ販売には末永社長を含め4人の従業員がいるが、ロボットの買い取りや中古品の補修、購入後のアフターサポート、ロボットシステムの構想設計など、多くの業務を末永社長が1人でこなす。  前職の電気材料商社ではFA機器の販売をメインで担当していたので、もともとFA関連の知識はあった。また、前々職から電気設計を始め、前職や同社でのビジネスを通じて設計の技術をさらに磨きながらFA機器の仕入れ先ルートも一から開拓した。  とはいえ、電気材料商社にいた末永社長にとり、ロボット業界は畑違いの分野。異業種からロボット販売のビジネスに挑戦するだけに、まずはロボットの特徴や動きを詳しく知る必要があった。そこで、末永社長は身銭を切ってロボットを購入。ロボットを自らの手で動かし、少しずつ知識を蓄えた。  失敗から学んだことも多い。「中古ロボットを販売した直後に全軸が動かなくなるトラブルがあった。査定時に全軸を動かして確認するようになったのは、このトラブルから得た教訓」と末永社長は述べる。  現状の売上高は2億6000万円。直近1~2年で5億円を目指す。事業拡大と合わせて人材の拡充も視野に入れており、ロボット販売.comの運営体制を強化するため3人ほど増員する考えだ。

(ロボットダイジェスト編集部 桑崎厚史)

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