• 活用事例
2019.05.09
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[ロボットが活躍する現場vol.3]ロボットを生かすには「標準化」が鍵【前編】/山田製作所

工場には腕利きの職人?

2017年に稼働した第3工場。2台のロボットシステムが稼働する

 マイクロメートル単位の加工精度を追求する同社では、髪の毛の10分の1程度のわずかな誤差さえも許さない。  高い精度でワークを加工しているだけに、製造現場では腕利きの職人が機械と真剣に向き合っているのではないか――。  こうした光景をイメージしていると、同社の工場の雰囲気に驚くかもしれない。  2017年に稼働した第3工場では、垂直多関節ロボットと円筒研削盤(円筒形状のワークの外周面を加工する工作機械)で構成された2つのロボットシステムが稼働する。この他、単体の円筒研削盤も複数台設備されている。

全従業員の半数以上を女性が占める

 2台のロボットシステムだけではなく、工場で働く若い女性従業員が非常に多いことも注目ポイントだ。  ロボットシステムでは加工は自動でできるが、加工前のワークを定期的に人が補充する必要がある。  ワークを補充するのも、単体の円筒研削盤の操作を担当するのも女性。30人の全従業員のうち、女性は17人で半数以上を占める。

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