「MyPro(マイプロ)機能」も、歴代のシグマシリーズから受け継いできた特徴の一つ。ロボットの動作を簡単に変更できる機能だ。大画面のタッチパネル式コントローラーを通し、成形加工をする顧客自身が動作を変更できる。
「取り出しロボットの動作変更は、顧客に委託されてメーカー側がすることが多いが、人員には限りがあり担当者がいつでも即座に飛んでいけるわけではない。自社でできるなら自社で変更したいとの声があった」(永瀬主任)
コントローラーは標準仕様では有線方式だが、無線ユニットを装着した無線仕様も選択できる。通常コントローラーがある側の反対からも容易に操作できる。
同社は今年、ロボットの外販開始50周年を迎える。
「企業としては100年以上、ロボットメーカーとしても50年の歴史を持つが、常に革新し続けるのがセーラーの歴史でありDNA。RZ-ΣがRZ-ΣⅢになり、シグマ5に進化してきたように、今後も『技術のセーラー』として先進的な製品を提案していきたい」と永瀬主任は語る。
――終わり
(ロボットダイジェスト編集デスク 曽根勇也)
関連記事:[注目製品PickUp!vol.24]拡張性、制振制御で差を付ける【前編】/セーラー万年筆
[特集 工場物流を刷新せよ!vol.8]現場の省人化・省力化を後押し、各社の一押し製品③
指先の感覚を与える力覚センサーが国内ロボメーカーに採用/新東工業
[注目製品PickUp! vol.77]軽量で実用性を重視したヒト型ロボット/REALMAN ROBOTICS「RMC-……
ロボットシステムを拡充! 自社展で自動化技術を前面に/オークマ
電動ロボットハンドに2爪モデルを追加/シナノケンシ
国内製造業のために、良い物を現場へ/シュマルツ 小野雅史社長
[2023国際ロボット展リポートvol. 1] 多彩なアプリケーションを提案/IAI、スター精機、スギノマシン、ベッコフ……
塗装・パレタイズ・包装ロボットの市場予測発表/レポートオーシャン
初心に返り中小向けの自動化を/三機
産業用ロボットにはどういったタイプがあるのか。分類や定義、トレンド、歴史など、さまざまな観点から説明します。
“自社に合った、本当に役立つロボットシステム を導入するにはどうすればよいのか。その手順や気を付ける点などを解説します。
「産業用ロボットの導入コストはどれくらい?」。ロボット本体やシステム構築に掛かるコストの目安や考え方を紹介します。
産業用ロボットには専門用語がたくさんあります。企業のホームページやカタログを読む際に役立つ基本用語を説明します。
アクセスランキング
データベース更新情報
1.過去最多の48社が出展、名古屋で商品説明会/日本ロボットシステムインテグレータ協会
2.要望取り入れ開発加速、製造業の展示会が複数開催
3.[進化する物流vol.22]多数のマテハン機器で運用方法を検証、物流倉庫向けショールーム開設/TOYOROBO
4.[特別企画 密着! 高校生ロボットSIリーグvol.1]オファーは突然に/愛知総合工科高校
5. [特集 2023国際ロボット展vol.7]トレンドは「ソリューション提案」/ロボットメーカー
松下工業の情報が更新されました。
TOYOROBOの情報が更新されました。
フエニックス・コンタクトの情報が更新されました。
高丸工業の情報が更新されました。
フジ矢の情報が更新されました。
ロボットダイジェストのパートナーメディア「月刊生産財マーケティング」。工作機械や関連機器のマーケティング誌で、最新技術やメーカー各社の販売戦略、分析記事など、ものづくりに携わる方々に有益な情報が満載です。2025年8月号の特集は「伸びる市場を見極めよ~不確実な時代に立ち向かう~」です。電子版も販売しております。詳しくは当欄の下部から。