2022.08.05
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[活躍するロボジョvol.13]産業集積地で奮闘するテックウーマン/山善 石橋和さん

2年目の大仕事

石橋さんは協働ロボットの営業を担当する

 石橋さんが入社して2年目の21年秋に、大手電機メーカーから見積もり依頼が舞い込んだ。複数の工場に協働ロボットを導入し、搬送やパレタイズ、ピッキングを自動化したいとの内容だった。  「他のロボットメーカーに決まる一歩手前で見積もり依頼のお声がけをいただき、お客さまが求めていた部分を効果的にアピールできたことで成約までつなげられました」と石橋さん。「お客さまご自身でシステムを仕上げるため、ティーチングのしやすさや、標準搭載のカメラで用途が広がることを評価していただきました」と語る。  協働ロボットを手掛けるメーカーが増えて競争が激しくなっており「各ロボットメーカーの情報を把握した上で、提案の付加価値を高めることがとても重要」と石橋さんは話す。

新規開拓の大きなチャンス

エンドエフェクターについて説明する石橋さん

 「世界的に協働ロボットへの関心が高まったため、お客さまに提案できる機会は以前より増えており、今が新規開拓できる大きなチャンスです」と石橋さんは期待感を口にする。自動車・電機業界だけでなく、新規開拓の余地がある業界へ目を向ける。「今後は三品(食品・化粧品・医薬品)業界にも積極的にアピールしていきたい」と語る。  石橋さん個人の目標として、営業スキルのさらなる向上を目指す。「現在所属するTFS支社は、工場全体の問題に対してソリューション提案をする部署。私も工場全体を自動化するプランを提案できるよう、これからも現場で経験を積み、情報収集や周辺機器メーカー、Slerとの関係構築に力を入れます」と意気込む。

(ロボットダイジェスト編集部 斉藤拓哉)

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