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2018.11.12
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[ロボットが活躍する現場vol.2]生産性は向上したが悩みも /三和ロボティクス【前編】

2013年から自動化に取り組む

さまざまな自動化装置を導入

 同社はUR10の他にも、他メーカーが製造するロボットや、自社製の自動化装置などを工場に積極的に導入している。

工場移転を機に自動化に本腰を入れた

 自動化に本格的に取り組み始めたのは、今から約5年前の2013年。本社工場を現在の場所に移転拡張したのがきっかけだった。  沢宏宣社長は「移転前は年間で約4000品種を取り扱い、ロット数も10個程度と多品種“超”少量生産だった」と話す。

品質を安定させたい

 工場を移転した後、ある大口取引先から仕事を受注した。その仕事はロット数が100~200個と同社がこれまで対応してきたロット数より1桁多く、取り扱う品種の数は以前と変わらないが、ロット数が一気に増えた。

「安定した品質で生産できるよう自動化した」と沢社長

 「工程設計や管理などが複雑になり、今までのノウハウが通用しなくなった」と沢社長は言う。これに対応するため、採用活動に注力した。  加工経験の浅い新人が増えたため、安定した品質で誰もが生産できるよう自動化に踏み切った。

——後編に続く (ロボットダイジェスト編集部)

※この記事は「月刊生産財マーケティング」2018年2月号に掲載した内容を再編集したものです。

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