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2024.05.22

[注目製品PickUp!vol.64]どんなものでも振るってピック!/アジリル「Asycube(アジキューブ)」

スイスを本拠地とする部品供給機(パーツフィーダー)メーカーのAsyril(アジリル)は2020年に日本法人、アジリル(横浜市緑区、波岡守社長)を設立するなど、着実に成長してきた。今回紹介するのは主力製品であるパーツフィーダーの「Asycube(アジキューブ)」。ボール型フィーダーが一般的な中、一線を画する汎用性を実現した。

製品に合わせてカスタマイズ

 パーツフィーダーは部品(ワーク)を整列させてピッキングしやすくするためのもの。通常は円筒型やすり鉢型のボールフィーダーを使用するが、同形状のワークを高速で供給できる一方、機構内でワークが詰まるなどの不具合が発生する弱みがある。

 アジキューブは平らなプレート型のフィーダーで、対応するワークの形状に制限がない。ねじや半導体部品などさまざまな形状のものを1つのプレートで扱える。素材も金属や樹脂、ゴムなど主要なものに対応し、サイズは0.1mmから150mmと幅広い。少量多品種に柔軟に対応できる。段取り替えが頻繁に起こる現場などに適する。本製品のサイズ展開は5種類で、最大のものだとA3用紙サイズのプレートになる。

滑らかな振動でワークを並べ、ホッパーが安定的に供給する

 動作の流れは、部品を一時的に貯めておくホッパーから適量をプレート上に落とし、一度振動させてプレートの中央に集めてから、再び振動させることでまんべんなくプレート上に分散させる。その後、カメラでワークの位置を撮影し、ロボットハンドがピックする仕組みだ。振動方向と振動時間の一連した操作を「レシピ」として登録・管理でき、業務の効率化に貢献する。
 「ロボットプラグイン」を利用すれば主要なメーカーの協働ロボットのほとんどに対応でき、専門のプログラム知識がなくとも使える。

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