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2018.10.16

ロボット大賞、ファナックや安川電機が受賞/経済産業省など

 経済産業省と日本機械工業連合会は10月12日、「第8回ロボット大賞」を発表した。同賞はロボット技術の発展やロボット活用を促進するため、優れたロボットなどを表彰するもので、今回は161件の応募が集まった。
 経済産業大臣賞に輝いたのは、ファナックの「ZDT(ゼロダウンタイム)」。モノのインターネット(IoT)技術を活用し、予防保全や故障予知などで産業用ロボットの稼働停止時間ゼロを実現するもので、業界に先駆けてIoTシステムの事業化に成功したことが高く評価された。総務大臣賞も同じくファナックのZDTが受賞した。
 日本機械工業連合会会長賞は、安川電機の小型ロボット「MotoMINI(モートミニ)」などが受賞。小型・軽量化を図るため、外側のフレームを構造材にする外骨格構造ではなく、人の腕のように内部に構造材(骨に当たる部分)を配した設計上の工夫などが評価された。

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