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2024.06.27
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[SI基礎講座vol.9] 生産技術概論⑦

問題は早期に洗い出して対策

コストについて考える(SI基礎講座、スライド資料より)

 フロントローディングについても解説します。  フロントローディングとは、できるだけ早い段階で問題をつぶし込むことを指します。設計初期の段階でその後に生じそうな問題点を洗い出し、前倒しで対策を進めることで、後で発生するロスコスト(本来は必要ない無駄なコスト)の低減が可能になります。  「生産技術の機能」の回で「生産技術部門も設計段階から関わって、量産しやすい設計にしていくなど早い段階からフィードバックしていくことが重要」と話しました。それもフロントローディングの一種ですね。  製造コスト増を招く要因にはどんなものがあるでしょうか。また、その要因を排除するには、何が必要でしょうか。皆さんで考えてみましょう。

――次回は「生産技術概論⑧」です (構成・ロボットダイジェスト編集デスク 曽根勇也)

※この記事は2023年9月12日~14日に日本ロボットシステムインテグレータ協会が主催した「ロボットSI基礎講座」を誌上講座として収録したものです。「ロボットSI基礎講座」の詳細情報の確認や申し込みは、同協会の公式ウェブサイト内「ロボットSI基礎講座」のページから。 SI基礎講座:記事一覧はこちらから

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