スカラロボットの新製品「i4シリーズ」を発売/オムロン
オムロンは1月22日、可搬質量やリーチ長、機能性などを向上させたスカラロボットの「i4シリーズ」を発売した。i4シリーズはハイエンド機種の「i4H」とエントリー機種の「i4L」の2シリーズをラインアップ。従来よりも幅広い作業ができるスカラロボットとして提案する。
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オムロンは1月22日、可搬質量やリーチ長、機能性などを向上させたスカラロボットの「i4シリーズ」を発売した。i4シリーズはハイエンド機種の「i4H」とエントリー機種の「i4L」の2シリーズをラインアップ。従来よりも幅広い作業ができるスカラロボットとして提案する。
プラント設備の大型部品は、被膜やバリをグラインダーで削る「研削」で仕上げる。作業を担うのは職人。部品に合わせて微妙な力加減をするため自動化が難しいのだ。しかし、グラインダーは重量があり、砥石(といし)が高速回転して加工中は火花が飛ぶなど、きつく、危険と隣り合わせの作業だ。そうした3Kと言われる悪環境から作業者を解放すべく、川崎重工業は研削作業に特化した遠隔操縦ロボットシステム「Successor-G(サクセサーG)」を開発。2020年4月に販売開始した。安全に作業できるだけでなく、自動運転と遠隔操縦を切り替えたり、ベテラン職人の操作を記憶させ再現することで技能継承に役立てられる。
クラボウは2020年4月、ケーブルなどの形状認識に特化した3次元(D)ビジョンセンサー「KURASENSE(クラセンス)」を発売した。後編では、クラセンスを活用した具体的な自動化システムの事例として、セイコーエプソンと協力して開発した「フラットケーブル高速挿入ロボットシステム」を取り上げる。エプソンの開発担当者の話も交えながら、システムの特徴や両社の出会いのきっかけなどを紹介する。
繊維製品で有名なクラボウは2020年4月、3次元(D)ビジョンセンサー「KURASENSE(クラセンス)」を発売し、産業用ロボットの市場に参入した。一般的な3Dビジョンセンサーでは形状の認識が難しい各種ケーブルや光ファイバー、コネクター付きコードなどに特化しており、たわみやねじれ、曲がりも含めてケーブルの形状を瞬時に認識できる。前編では、こうしたクラセンスの特徴や開発の経緯を詳しく紹介する。
東京ロボティクス(東京都新宿区、坂本義弘社長)は1月15日、3次元(D)カメラ「Torobo Eye(トロボアイ)SL40」を発売した。縞模様など決まったパターンの光を照射し、その歪みを検出して奥行きを計測するストラクチャードライト(SL)方式の製品だ。容器に乱雑に入った物をつかみ上げるばら積みピッキングや、外観検査などの用途に使用できる。
ASPINA(アスピナ)ブランドで展開するシナノケンシ(長野県上田市、金子元昭社長)は2021年1月7日、3爪電動ロボットハンド「ARH350A」を発売した。汎用性や拡張性を重視して開発したロボットハンドで、19年末に発売した「ARH305A」と比べ、把持力を10倍に向上させた。「350Aと305Aではそれぞれ得意な作業が異なり、この2製品で幅広いニーズに対応できる」とALビジネスユニットRT開発課の佐々木岳課長は語る。
シナノケンシ(長野県上田市、金子元昭社長)は2021年1月7日、3爪電動ロボットハンド「ARH350A」を発売した。「さまざまな物をこれ一つでつかめる汎用性を重視した」とALビジネスユニットRT開発課の佐々木岳課長は言う。手のひら部分は穴の開いた中空構造で、エアなどのノズルや各種センサー、ライトなどを通すことができ、「拡張性も高い」と自信を見せる。19年末に発売した「ARH305A」と比べ、把持力を10倍に向上させた。
電力機器・溶接機器大手でロボットメーカーでもあるダイヘンは12月10日、ロボットのプログラミングを直感的にできる「ジョイスティック・ペンダント『JoyPEN』(ジョイペン)」を12月から販売すると発表した。
スウェーデンに本社を置く真空機器メーカー、ピアブの日本法人ピアブ・ジャパン(東京都葛飾区、吉江和幸社長)は12月8日、袋物用の吸着パッド「MXシリーズ」を発売したと発表した。
製造業向けの業務システムなどを開発するニュートラル(名古屋市中区、小屋晋吾社長)は今年の11月から、「ロボットオペレーションラーニング」の提供を始めた。ロボットの操作方法をパソコン(PC)上で学習できるソフトウエアで、まるでスマートフォンのゲームのような感覚で基本的な操作方法を一から学べる。スマホ世代の若い新人にも扱いやすい、まさに「今どき」の教育ツールと言える。同社は顧客のロボットの運用状況などをヒアリングした上で、ニーズに合わせてカスタマイズして提供する考えだ。