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1時間当たり最大600個、デバンニングロボット「Vambo」発売/川崎重工業

川崎重工業は3月1日、デバンニングロボット「Vambo(バンボ)」を発売した。同社の中型ロボット「RS080N」と無人搬送車(AGV)を組み合わせたロボットシステムで、自動でコンテナ内に進入し、荷降ろしをする。1時間当たり最大600個の荷降ろしができる。複数種類の物を積み込んだ混載にも対応する。

6軸力覚センサー「ZYXer」のモデルや用途を拡充/新東工業

新東工業は2月、6軸力覚センサー「ZYXer(ジクサー)」を活用した新アプリケーション「フレキシブルプリント基板の挿入」を開発したと発表した。フレキシブルプリント基板を別のコネクターへ挿入する作業には非常に繊細な力加減が必要となる。ジクサーを活用することで、小さな力でも正確に検知できるため、挿入作業をロボットで自動化できる。

ノンストップで交換できるツールチェンジャー発売/イマオコーポレーション

イマオコーポレーション(岐阜県関市、今尾任城社長)は4月4日、ロボット用のツールチェンジャー「SMARTSHIFT(スマートシフト)ロボットシステム」を発売する。ツール(アーム先端に取り付ける機器)をストックするツールポケットと、ロボット側に取り付けるロボットマスター、ツール側に取り付けるツールホルダーの3要素で構成。独自のくさび形状により、ツールホルダーをツールポケットにスライドさせるだけでノンストップでツールの着脱ができる。

[特集 国際ロボット展vol.5] この分野が熱い【その1】金属加工/クロイツ、コスメック

金属加工の現場では、バリ取りや段取り替えのような人が担う作業がボトルネックになりやすい。工場自動化(ファクトリーオートメーション=FA)メーカーやユーザーはその解消に努めてきたが、現時点でどこまで自動化できるのだろうか。バリ取りに特化したクロイツ(愛知県刈谷市、中田周一会長兼社長)、段取り替え作業の自動化に力を入れるコスメック(神戸市西区、木村公治社長)に、「2022国際ロボット展(iREX2022)」の出展内容も交えて話を聞いた。

包装機械の横で“新たなピッキング”/JAPAN PACK2022

包装機械業界の展示会「JAPAN PACK(ジャパンパック)2022」が2月15日~18日、東京都江東区の東京ビッグサイトで開かれた。包装機械のユーザーである食品や医薬品、生活用品などの業界は人手不足に苦しむ。さらに、新型コロナウイルス禍で工場内での人の密集を避けるためにも、産業用ロボットに注目が集まる。ロボットは包装機械などの専用機に材料や資材を供給することが多く、各社の小間では新たな方法や従来と異なる対象物のピッキングに挑戦した展示が目立った。

[特集 国際ロボット展vol.4] 業界全体の底上げを/FA・ロボットシステムインテグレータ協会 柳原一清 人材育成分科会主査(ヤナギハラメカックス社長)

前回展から国際ロボット展(iREX)に「ロボットSIerゾーン」が設置されるなど、近年システムインテグレーター(SIer、エスアイアー)への注目が高まっている。ロボットの需要が拡大する一方、ロボットシステムの構築を担うSIer側の人手が足りない。人材の採用と育成は喫緊の課題で、業界団体のFA・ロボットシステムインテグレータ協会(SIer協会)はさまざまな施策を打つ。SIer協会で人材育成分科会主査を務める柳原一清ヤナギハラメカックス社長は「人材を育てて業界全体を底上げするには、まずは人材を採用する必要がある。それにはSIerの認知度を高めなければ」と強調する。

力制御に対応したオフラインティーチングソフトを発売/新東工業

6軸力覚センサー「ZYXer(ジクサー)」を販売する新東工業は3月9日、オフラインティーチング用のソフトウエア「ZYXerPath(ジクサーパス)」を発売する。一般的なティーチングソフトでは3次元データ上の作業対象物と現物の作業対象物との形状差や、設置時の位置ずれなどには対応できないが、独自開発の力覚センサーとジクサーパスを使うことで現物の輪郭に沿った制御が可能になり、対象物の個体差や設置時の微妙なずれなどに対応できる。

「RI事業部」発足、ロボットを中核にトータル提案/スギノマシン

産業機械メーカーのスギノマシン(富山県魚津市、杉野良暁社長)は、グループの商品や技術を生かしたトータルソリューション提案を強化する。その一環で、産業用ロボットやモノのインターネット(IoT)、人工知能(AI)技術などの開発を担う「RI事業部」を立ち上げた。既存の事業本部の商品の競争力強化に貢献しながら、単体でも4年後には単年黒字化を目指す。

[注目製品PickUp! vol.39]協働ロボの安全性確保/エクセル「CoboSafe」

ロボットダイジェスト編集部が注目したロボット関連の製品を紹介する「注目製品PickUp!」。今回は、エクセル(さいたま市中央区、富樫昌之社長)が扱うドイツGTEの協働ロボット向けの衝撃力測定システム「CoboSafe(コボセーフ)」を取り上げる。協働ロボットは安全性が高いとはいえ、潜在的なリスクはある。衝撃力測定システムは、リスクアセスメント(リスクの確認や評価、対処)に重要な装置だ。協働ロボットの存在感が増す日本の工場で、安全性確保に貢献する。

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