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物流

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受注高と売上高ともに過去最高を記録/ダイフク

ダイフクは5月13日、2022年3月期の通期決算説明会をオンラインで実施し、受注高と売上高ともに過去最高を記録したと発表した。受注高は前年同期比30.6%増の5890億円で、売上高は同8.1%増の5122億円を記録した。国内の一般製造業や流通業向けが業績をけん引した。業種別受注高では、半導体向け設備投資の需要が旺盛なエレクトロニクス分野が、受注額全体の39.6%を占める2334億円を記録した。

直交ロボット総合メーカーへ! 新規分野の開拓に注力/スター精機 塩谷陽一社長

「直交ロボット総合メーカー」へ――。射出成形機用の取り出しロボットで知られるスター精機(愛知県大口町、塩谷陽一社長)はこのスローガンの下、直交ロボットの製品群のラインアップ拡充に取り組む。中期経営計画では従来の取り出しロボットだけではなく、物流業界や工作機械業界などの新規分野の開拓に注力する方針を掲げた。昨年12月に就任した塩谷社長は「新規分野の売上高を3年後には全体の1割まで引き上げ、6年後にはその比率を3割まで高めたい」と意気込む。

都市部への導入拡大を目指す/オートストアシステム

ノルウェーのロボット自動倉庫メーカー、オートストアの日本法人オートストアシステム(東京都中央区、鴨弘司社長)は4月15日、物流のデジタルトランスフォーメーション(DX=デジタル技術による業務変革)に関するセミナー「DX INITIATIVE 2022~物流DXが切り開く未来に向けた企業経営~」でゲスト講演した。同セミナーは、ITや金融などの情報サイトを運営する団体ビジネス&パブリックアフェアーズと産業界のDXを推進する関西情報センターが主催するもの。

[国際ロボット展 特別リポートvol.13]脚光浴びる物流向け提案/村田機械、フィブイントラロジスティクス、西部電機

今回展では国際ロボット展(iREX)の併催企画として「マテハン&ロボットゾーン」が設置された。日本物流システム機器協会主催の展示エリアで、同協会の会員企業11社が出展した。近年、自動化需要が伸びる中で、特に物流向け投資が活発化している。それを反映し、会場でも同ゾーンには来場者が絶えなかった。Vol.13では同ゾーンに出展した企業の中から3社の展示を紹介する。

[国際ロボット展 特別リポートvol.8]物流業務向けに注力/川崎重工業

「2022国際ロボット展(iREX2022)」の会場で特に多かったのが、物流向けの自動化システムだ。物流分野では自動化投資が活発で、各社が相次いで新製品を投入する。川崎重工業は今回、「安全安心リモート社会」「近未来モビリティ」「物流ソリューション」の3つのテーマで出展した。最も来場者の目を引いたのは、周囲をクリアパネルで囲った物流ソリューションだ。

自動制御+遠隔操作のハイブリッドで冷蔵環境での作業を代替/Telexistence、ニチレイロジグループ本社

遠隔操作技術に強みを持つロボットベンチャー企業のTelexistence (テレイグジスタンス、東京都中央区、富岡仁最高経営責任者<CEO>)は3月4日、ニチレイロジグループ本社(東京都中央区、梅澤一彦社長)と共同で、新開発の物流向けロボットシステムの実証実験を実施した。箱を上からではなく横から吸着することで、保冷カバー付きのカゴ台車でも高い積載効率を実現する。

[特集 国際ロボット展vol.8] 狙うは本丸・物流業界/ヤマハ発動機、アイエイアイ、ユニバーサルロボット

今回の2022国際ロボット展(iREX2022)では、物流業務への提案が目立つ。メーカーや卸、小売りなどの各業界の物流業務は、未開拓の「ブルーオーシャン」だ。さらに、人の手に頼り、人海戦術と体力勝負でこなしてきた運送や倉庫などの物流業界でも、ついに自動化への扉が開いた。慢性的な人手不足から、自動化による省人化は急務。ロボットメーカー各社もあらゆる方法で、各業界の物流業務と、物流の本丸・物流業界へのアプローチを試みる。

1時間当たり最大600個、デバンニングロボット「Vambo」発売/川崎重工業

川崎重工業は3月1日、デバンニングロボット「Vambo(バンボ)」を発売した。同社の中型ロボット「RS080N」と無人搬送車(AGV)を組み合わせたロボットシステムで、自動でコンテナ内に進入し、荷降ろしをする。1時間当たり最大600個の荷降ろしができる。複数種類の物を積み込んだ混載にも対応する。

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