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SDGsがテーマのPSを大阪で開催/ストーブリ

スイスに本社を置く産業用ロボットメーカーのストーブリは8月25、26日の2日間、大阪市北区の東梅田ショールームでプライベートショー(PS)「STAUBLI eXPO 2022 Summer(ストーブリエキスポ2022サマー)」を開催した。無人搬送車(AGV)や自律移動型搬送ロボット(AMR)の給電に使える電気コネクターを中心に、SDGs(持続可能な開発目標)の実現に貢献する製品を出展。他にも、産業用ロボットを使ったフードロス対策などをテーマにしたセミナーも実施した。

機械商社が搬送ロボットを自社開発/アルテック

産業機械商社のアルテックは8月23日、自律走行型搬送ロボット「MagicPorter(マジックポーター)シリーズ」を発売したと発表した。車両のサイズや形状などは顧客の要望に合わせてカスタマイズし、最小90cm幅の狭小通路も走行できる。自律走行ナビゲーションシステムは、同社が商社として取り扱うスイスBlueBotics(ブルーボティックス)の「ANT」を搭載する。車両本体の開発から運用、操作トレーニング、アフターサポートまでアルテックがトータルで提供する。

協働型に30kg可搬登場! パレタイズに使いやすく/安川電機

安川電機は8月22日、これまで10kg可搬と20kg可搬で展開していた協働ロボットのラインナップに、30kg可搬の「MOTOMAN(モートマン)HC30PL」を追加した。パレット(荷役台)に段ボール箱などの荷物を積みつけるパレタイズ作業の自動化を意識した製品だ。段ボール箱は人手でも扱える20kg以下であること多いが、ハンドの重量も考慮するとロボットには20kg以上の可搬質量が求められる。また、パレットのサイズは1100mm程度が多い。そこで、30kg可搬でリーチ長1600mmのモートマンHC30PLを開発した。

物流自動化の局面を変えねば、やがて廃れる/ギークプラス 加藤大和社長

物流ロボットを製造する中国メーカーの日本法人、ギークプラス(東京都渋谷区)が経営方針の転換を進めている。今年4月に就任した加藤大和社長の下、世界でトップクラスのシェアを持つ無人搬送車(AGV)「EVE(イブ)」などのハードウエアの提供にとどまらず、倉庫の管理システムなどソリューション事業にも注力し始めた。加藤社長は「物流自動化は次の局面を迎えている。旧態依然の販売方法のままでは、業界全体が廃れる可能性がある」と警鐘を鳴らす。

[注目製品PickUp! vol.45]横揺れを制する、逆転の発想/ピアブ・ジャパン「BGXシリーズ」

スウェーデンに本社を置く真空機器メーカー、ピアブの日本法人ピアブ・ジャパン(東京都葛飾区、吉江和幸社長)が、袋物用の新型吸着パッド「BGXシリーズ」を発売した。従来製品よりも、対象物と接するリップ部が柔らかい。そのため、袋物のように柔軟な対象物にもしっかりと密着する。一般に柔らかい吸着パッドは、横方向への揺さぶりに弱い傾向がある。しかし、BGXシリーズは工夫を取り入れて、従来の同社製品と同等に揺さぶりに強い製品とした。

1t可搬タイプ登場、物流支援ロボットのラインナップ拡充/ZMP

ZMP(東京都文京区、谷口恒社長)は7月20日~22日、自社の新製品や新サービスを発表するイベント「ZMP world(ワールド)2022」を開催した。自動運転ソリューションや人工知能プラットフォームなどさまざまな分野の製品を紹介する中で、最終日の7月22日には物流支援ロボット「CarriRo(キャリロ)」のラインアップ拡充を発表した。1t可搬タイプや、オプションなどを組み合わせ自在にカスタマイズできるタイプなどを追加した。

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