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[SIerを訪ねてvol.16]難しい仕事が「飯のタネ」、駆け込み寺のSIer【後編】/コスモ技研

システムインテグレーター(SIer、エスアイアー)を紹介する連載企画「SIerを訪ねて」で、愛知県小牧市に本社を置くコスモ技研(五十嵐宏一社長)を訪問した。競合他社が敬遠する難しい案件を「飯のタネ」とし、顧客から駆け込み寺と認識される同社が注力するのは、モノのインターネット(IoT)技術などの最先端のデジタル技術を取り入れたスマートファクトリー(次世代工場)化の提案だ。

協働ロボ用に吸着ハンドも使いやすさを追求/シュマルツ

ドイツの真空機器メーカー、シュマルツは具体的な用途を想定した協働ロボット向け吸着ハンドの拡充を進める。今年6月には、把持する対象物の情報や搬送方法などを入力するだけで、最適なハンドを自動設計して作成するオーダーメードサービスを日本でも開始。9月には、ケースに乱雑に置かれた対象物を1つずつ持ち上げる「ばら積みピッキング」を簡単に実現するパッケージ製品を国内発売する。

[気鋭のロボット研究者vol.14]異物を見つける「目」【前編】/名城大学 田崎豪准教授

自動運転の研究を続ける田崎豪准教授は、名城大学で視覚センサーを取り付けた垂直多関節ロボットの研究に着手する。人工知能(AI)が処理しやすいシステムを作り、ロボットが知らない物でも、どうつかめばいいかを判断できる。形の決まった製品をつかむ工場内での搬送だけでなく、食品や物流などさまざまな品物のある分野にも応用できるという。

[コラム]最新AIを超える知能

2000年代から現在までは、第3次人工知能(AI)ブームと言われる。1950~60年代の第1次ブームの技術的な特徴は「推論と探索」。コンピューターが自ら推論を立て、問題に対する解を探索する。しかしゲームなど明確なルールの下でしか解を出せず、実用性は乏しかった。第2次ブームは80年代~90年代前半で、「知識表現」が特徴だった。コンピューターに専門知識とルールを入れることで、専門家のような判断ができる。機能に限界はあったが産業界でも使われた。

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