食品向けロボットが注目集める!【その1】/FOOMA JAPAN2023
日本食品機械工業会は6月6日~9日の4日間、東京都江東区の東京ビッグサイトで世界最大級の食品製造総合展「FOOMA JAPAN(フーマジャパン)2023」を開催した。東1~8ホールをすべて使い、出展社数は969社と過去最大規模での開催となった。10万6104人が来場し、新型コロナウイルス禍前と変わらないにぎわいを見せた。ロボット関連の展示が特に集中したのが東7・8ホールで、大手ロボットメーカーも複数出展した。
グループのAIソリューションなどアピール/安川電機
アイキューブデジタルの製品では4月に発売したばかりの人工知能(AI)外観検査システム「Y’s-Eye(ワイズアイ)コンパクト」を展示。冷凍ハンバーグなど食品の焦げや欠け、異物などを検出し、NG品を除外できるシステムだ。 以前から販売する「Y's-Eye」と比べ、コンベヤー上をランダムで流れてくる対象物には対応できず整列品のみの検査にはなるが、幅900mm×奥行き900mmとコンパクトで設置面積を約4分の1に抑えられる。 「Y’s-Eyeコンパクトは設置面積だけでなく価格も抑えた製品だが、毎分180個の高速検査が可能で、NG品を排除する機構まで備える。パッケージ化されており、置くだけですぐに使える」とアイキューブデジタルのマーケティング担当者は話す。