[ショールーム探訪vol.8] 学びに最適。深掘りできる/三菱電機「東日本FAソリューションセンター」
最新を学び尽くせる場
シーケンサーやサーボモーターなどのFA製品や産業用ロボット、レーザ加工機などのメカトロニクス製品を扱うFAシステム事業は高水準な需要が継続し、引き続き堅調な業績を見込む。需要が特に拡大しているのは、半導体・電子部品やデータセンターなどのデジタル関連と、電気自動車(EV)やリチウムイオンバッテリーなどの脱炭素関連という。
FAシステムの展示施設を全国5カ所で運営する。東日本FAソリューションセンターはトータルで最新の場。資料の量は最大を誇る。まさに学びに最適な場だ。
デモを見ながら意見交換できるコミュニティエリアには100インチモニターを用意し、顧客の課題を見える化して意見交換できる。モニターに映し出された課題からは関連キーワードをさらに表示させられる。また検索窓を用いてワード検索もでき、選択したキーワードに応じた技術や製品の情報を表示できる。
イベントエリアでは企画展示を開催する。展示内容の定期的なアップデートで最新情報を提供し、リピート訪問につなげる狙いだ。イベントエリアでは第一弾の企画展示として「カーボンニュートラルの実現に貢献する三菱電機の先進技術」を、9月30日まで実施している。期間限定のテーマ別企画展示やセミナーなどさまざまなイベントで情報のアップデートを訴求する。
今後は、オンライン会議システムを使ったリモート施策も検討しており、工場のエンジニアとのオンライン技術懇談や、海外とのリモート交流を実現していくという。
ショールームの見学は事前予約制で、ウェブサイトにある「ご予約はこちらから!」ページから申し込める。22年度の来場目標は6000人だ。
(ロボットダイジェスト編集部 芳賀崇)
[取材記者から]同センターの見学者は「お絵描きロボット」の前で写真を撮影され、帰りに渡してもらえる。この日はいいおっさん二人で取材に出向いたため、帰りにもらえる写真には、わりと楽しめている様子のおっさん二人が写っていた。「すごく勉強できる施設」が一番の感想なのに、こんな写真を掲載してしまったら説得力が――。ということで、お蔵入りとせざるをえない。施設概要名称:東日本FAソリューションセンター所在地:東京都台東区台東1-30-7秋葉原アイマークビル1階開館時間:午前10時~午後5時半休館日:土曜・日曜・祝日・三菱電機の休日
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