[活躍するロボジョvol.14]ロボットを動かすのは人/芝浦機械 佐々木美帆さん
広がる展望
「メーカーの文系といえば営業」との思い込みもあり、初めは営業志望だった。販売促進業務に関わり、達成感を強く感じるようになっているという。販促とは突き詰めると、製品と営業の間を取り持つ仕事だ。またロボットスクールの講師を担当し、「こんなことまで関われるのか」との気づきもあり、今後の展望が広がったと目を輝かせる。 例えば展示会では、展示会を入り口として引き合いが始まり、仕事が広がっていくのを実感しているという。「販売促進のさまざまな企画で、ゆくゆくはメイン担当として企画をけん引する存在になりたい。またロボットスクールの講師としては、プログラミングをもっと広く、深く手掛けられるようになりたい」と力強く話す。 「自己イメージは『末っ子気質』。周りの人に恵まれているため、人に助けてもらえている点は自分の強みだと思う。現在の業務は、人から情報収集する仕事が多く、それを磨き上げたい。社内で人とのつながりはだんだんと構築できてきている。心がけているのは、人間関係を大事に、円滑に進めること」 また、ロボットを実際に扱える機会は貴重で、現在の立ち位置を恵まれたものと感じている。「今はまだスクールだけですが、今後は工場やショールームでさまざまな製品を顧客に紹介できればと思う。さらには工場見学も任せてもらえるようになりたい」と意欲的だ。 (ロボットダイジェスト編集部 芳賀 崇)