[進化する物流vol.22]多数のマテハン機器で運用方法を検証、物流倉庫向けショールーム開設/TOYOROBO
ソリューションの再定義を
TOYOROBOは2024年10月に創業した。ロボット技術の導入支援やコンサルティングを主な業務としており、自動化を要望する顧客に対してシステムの企画や設計、アフターサービスなども請け負う。新井社長は「国内外に多数のマテハン機器メーカーがあるが、現場でどのように運用するのが最適かはまだ定まっていない。この場でマテハン機器の運用方法を検証し、ソリューションを再定義したい」と力を込める。
同社が提案先の対象とする分野は物流だけでなくFA(ファクトリーオートメーション=工場自動化)やサービスロボット分野も含むという。そのためスマートループの他に、搬送システムを開発するモジュラーアッセンブリーテクノロジーとはリニア駆動コンベヤーの販売代理店契約を、清掃ロボットを開発するオニテックロボティクスとは総代理店契約を結んだ。「これらは3社とも中国のメーカー。中国には日本市場への参入を狙うものの、きっかけをつかめない企業が多く、そこでわが社が支援して優れた技術を日本に広げたい」と新井社長は話す。
(ロボットダイジェスト編集 水野敦志)