特集・トピックス

　可動率を上げるには、設備ダウンを想定した運用体制や運用ルールも確立する必要があります。どれだけ一生懸命がんばっても、設備トラブルはゼロにはなりませんし、災害で設備が止まってしまうこともあり得ます。 　リスク管理をする上で、実際故障した時にはどうやって復旧させるかを考えておかないといけません。 　また事業継続計画（BCP）の一環として、設備が止まってしまった場合にその代替はどうするのかも考える必要があります。中小企業の場合、最近は企業間協力で代替するケースがあります。事前にパートナー契約を結んでおいて、何かあった時にはパートナー企業でも同じ製品を作れるようにしておく。その場合、企業規模に差があると相手に飲み込まれてしまうなどの懸念もありますが、なんにせよ設備故障をあらかじめ想定してリスクを管理し、復旧の方法まで考えておきましょう。