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2022.09.06
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エプソンはさまざまなソリューションで、生産現場の難題解決を共に目指す Vol.1

コロナ禍で加速した“遠隔支援”需要

 新型コロナウイルスの影響で製造業からの引き合いが一気に増えたのが、ビジュアルイノベーションから生まれた、両眼スマートグラス「MOVERIO(モベリオ)」だ。コロナ禍で引き合いは2019年と比べて約10倍で、そのうち約6割を製造業が占める。  モベリオの特徴は、両目に映像を映せること。最新機種は主にカメラの有無で2パターンある。共にコントローラーにはアンドロイドOSを搭載しており、インターネットへの接続やソフトウエアのインストールを直接できる。  生産現場では、作業員に装着させて現場のモニター代わりに使う。さらにウェブ会議システムなどを通じて、目元のカメラでリアルタイムに情報を得ることができる。遠隔から作業指示が出せて、作業者は作業内容を目元で確認できるため、設備メンテナンスなどの支援をしやすい。  また、熟練作業者から若手に作業のコツを伝えやすくなるなど技能伝承にも有効に使える。その様子はカメラで動画撮影することで残すこともできるため、業務効率の向上にもつながる。  VPMD部の斉藤雅敏さんは「ハードとソフトウエアを組み合わせることで、さまざまな顧客の課題を解決することができる。顧客の課題や用途に合わせたソフトウエア環境をどれだけ準備できるかが勝負」と意気込む。現在、多数のソフトウエア開発パートナー企業と連携し、具体的な話を進めている。  加藤部長は「エプソンの要素技術を結集して、日本の現場の課題解決に貢献したい。ロボットはあくまでも、その手段の一つ。インクジェット技術やラベルプリンター、スマートグラスが革新的なソリューションになる可能性を大いに秘める」と期待する。

「MOVERIO(モベリオ)」を装着しながら、指示を受ける作業者
VPMD部の斉藤雅敏さんは「ハードとソフトウエアを組み合わせて顧客を支援したい」と話す
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