[注目製品PickUp!Vol.5]最小、最軽量の持ち運べる6軸ロボット【前編】/安川電機 「MotoMINI」
今回紹介する注目製品は、安川電機の6軸多関節ロボット「MotoMINI(モートミニ)」。6軸の垂直多関節ロボットとして業界最小、最軽量(同社調べ)が最大の特徴だ。本体の重量は約7kgで、人が簡単に持ち運べるレベル。小さく軽いので、走行装置や周辺機器も小型化でき、密集したレイアウトを採ることができる。2017年6月に発売して以来、メーカーが想定しなかった使い方もされているという。
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今回紹介する注目製品は、安川電機の6軸多関節ロボット「MotoMINI(モートミニ)」。6軸の垂直多関節ロボットとして業界最小、最軽量(同社調べ)が最大の特徴だ。本体の重量は約7kgで、人が簡単に持ち運べるレベル。小さく軽いので、走行装置や周辺機器も小型化でき、密集したレイアウトを採ることができる。2017年6月に発売して以来、メーカーが想定しなかった使い方もされているという。
オフィスエフエイ・コム(栃木県小山市、飯野英城社長)は、グループ全体で400人近い社員を擁する大手のシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)だ。ロボットシステムの構築や各種専用機の製造のほか、物流企業向けの在庫管理ソフト「WAREHOUSE(ウエアハウス)シリーズ」を開発・販売するソフトウエアメーカーの顔も持つ。「ロボットSIerの大半は機械に強いが、当社は機械よりも電気やソフトウエアに強みを持つ。このようなSIerは珍しい」と飯野社長は話す。
前編では経済産業省の石井孝裕ロボット政策室長と、FA・ロボットシステムインテグレータ協会(SIer協会)の久保田和雄初代会長に、システムインテグレーター(SIer、エスアイアー)の認知度を高めることの意義や方策を聞いた。後編では人材育成や工学教育の在り方、競争領域と協調領域の考え方などを語ってもらった。
2016年に政府が策定した「日本再興戦略2016」ではシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)の育成が重点事項の一つとして掲げられ、今年の7月にはFA・ロボットシステムインテグレータ協会(SIer協会)が発足した。会員数100社を目標に設立準備を進めたが、ふたを開けてみれば計144社が参加。その後も入会希望がやまず、9月末には171社まで増えた。かつてないほどSIerへの注目が高まっている。経済産業省の石井孝裕ロボット政策室長と、SIer協会の久保田和雄初代会長(=三明機工社長)に、SIerが果たすべき役割とロボット産業の未来について語ってもらった。