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新たに海外ベンチャー3社と総代理店契約を締結/リンクス

工場自動化(ファクトリーオートメーション=FA)向けの輸入製品を扱う技術商社のリンクス(東京都品川区、村上慶社長)は11月16日、海外ベンチャー企業のシナプティコンとキネクソン、アリセオンの3社と新たに総代理店契約を締結したと発表した。「2026年にそれぞれ5億円の売り上げを目標とする」と村上社長は話す。

持続可能な包装容器の製造を自動化/ABB

スイスに本社を置く大手ロボットメーカーのABBは11月17日、米国のパッケージメーカーのズームと持続可能なパッケージの製造を自動化する業務提携を締結したと発表した。ABBのロボット「IRB6700」2台を組み込んだズームの成形繊維製造セル(MFC)で、竹、小麦、わらなどの植物からパッケージを生成する。MFCは毎日最大2tの材料から最大8万個の持続可能なパッケージを製造できる。

自動組み立てシステムと制御装置を発売/不二越

不二越は11月10日、組み立て自動化システム「ロボットコネクタ挿入アプリケーション」と、ロボットの制御装置「CFDs」を発売した。ロボットコネクタ挿入アプリケーションは、フレキシブルプリント配線板(FPC)やフレキシブルフラットケーブル(FFC)のコネクターの挿入作業をアシストする。ロボットアーム先端に取り付けられた左右のカメラと視覚センサーで、FPCやFFCとコネクターをステレオで認識。位置を3次元で正確に把握した上で、独自のシステムでコネクターまでの移動ルートを自動計算する。リアルタイムスキャンで追従補正することで、事前に厳密な位置決めをしなくても正確に挿入できる。

大小のハンドリングロボットを発売/ファナック

ファナックはハンドリング用ロボット2機種を新発売する。12月に量産を開始する「M-1000iA」は、可搬質量1000kg、最大リーチ3253mmの大型のロボットだ。重可搬ロボットに一般的に採用される平行リンク機構ではなく、シリアルリンク機構を採用。平行リンク機構を持つロボットではできなかったアームの直立や、ロボット後方への回転も可能で、広い動作範囲を有する。

協働システム向けのモニタリングソフトを発売/OnRobot

ロボットハンドなどを製造、販売するデンマークのメーカーOnRobot(オンロボット)は11月12日、同社初のソフトウエア製品「WebLytics(ウェブリティック)」を発売し、ソフト市場に参入すると発表した。複数の協働ロボットシステムの稼働をリアルタイムで監視し、収集したデータを分析して可視化する。機器の予防保全機能なども備える。

クラボウが新ロボシステムを発表

繊維製品メーカーのクラボウは、小型コネクターの締結作業を自動化するロボットシステムを10月25日に発売した。2020年4月に発売した線状物の認識に特化したロボット用高速3次元ビジョンセンサー「KURASENSE(クラセンス)」を搭載している。10月27日~29日に東京ビッグサイトで開かれた国際電子回路産業展(JPCAショー)で披露した。

薄型モーターなど発売、ロボット向けを強化/シナノケンシ

ASPINA(アスピナ)ブランドで展開するシナノケンシ(長野県上田市、金子元昭社長)は11月9日、協働ロボットなどの関節部に適した「関節用薄型中空ブラシレスモータ」と移動式ロボットなどに使う「車輪駆動用薄型インホイールモータ」を開発したと発表した。「今後もラインアップの拡充は進めるが、ロボット向けのキーデバイス(鍵となる機器)をひと通りそろえることができた」とALビジネスユニット長の伊東宏明執行役員は言う。

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