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受注と生産で過去最高額。出荷は海外向けが8割超/日本ロボット工業会

日本ロボット工業会(JARA、会長・小笠原浩安川電機社長)は7月26日、2021年4-6月期の会員企業による産業用ロボットの受注額や出荷額を発表した。受注額は前年同期比56.5%増の2502億円で、4四半期連続で増加した。四半期としては21年1-3月期に記録したばかりの過去最高額を再び更新した。

産ロボ受注は2期連続で過去最高額を更新。中国の力強さ際立つ/日本ロボット工業会 1ー3月期の四半期統計

日本ロボット工業会(JARA、会長・小笠原浩安川電機社長)は4月22日、2021年1-3月期の会員企業による産業用ロボットの受注額や出荷額を発表した。受注額は前年同期比43.2%増の2460億円を記録した。3四半期連続の増加。四半期としては20年10-12月期に記録したばかりの過去最高額を再び更新した。国内需要の勢いがない一方、中国を中心にしたアジアは全般的に好調だった。また、生産額は同22.1%増の2074億円、出荷額は同24.7%増の2144億円と、それぞれ2四半期連続で増加した。特に中国向けの輸出金額は次世代通信規格(5G)関連や溶接向けを中心に840億円となり、全輸出額の51%を占めた。JARAは「新型コロナウイルスの感染症の影響や地政学的リスクなど、先行きは不透明だが、需要を強くけん引する」と中国を評価する。

マテハン機器の成長率は年平均12%、市場調査リポートを発表/グローバルインフォメーション

市場調査リポートを販売するグローバルインフォメーション(川崎市麻生区、小野悟社長)は、「自動マテリアルハンドリング (AMH) 機器の世界市場 (~2026年):製品 (ロボット・ASRS・コンベヤー&仕分けシステム・クレーン・WMS・AGV)・システムタイプ (ユニットロード・バルクロード)・産業 (自動車・金属&重機・Eコマース)・地域別」を3月12日に発売した。

10ー12月の産ロボ受注は過去最高額。年間も前年比増加/日本ロボット工業会

日本ロボット工業会(会長・小笠原浩安川電機社長)は1月28日、2020年10-12月期の会員企業による産業用ロボットの受注額や出荷額を発表した。受注額は前年同期比35.4%増の2223億円を記録した。2四半期連続の増加で、四半期としては過去最高の受注額となった。国内需要の勢いがない一方、中国を中心にしたアジアでは溶接やクリーンルーム向けを中心に堅調に推移した。

7―9月の産ロボ受注額は0.6%増加も、不安定な市況続く/日本ロボット工業会

日本ロボット工業会(会長・小笠原浩安川電機社長)は10月23日、今年7-9月期の会員企業による産業用ロボットの受注額や出荷額を発表した。受注額は1716億円で前年同期比0.6%増。2四半期ぶりに増加した。出荷額は同10.4%減の1577億円となった。そのうち輸出は同3.2%減の1179億円。中国は同7.3%増の582億円で、好調だった18年同期と同水準まで回復した。また全世界で半導体向けは昨年末からの堅調さが継続する。一方、溶接用では欧米向けが大きく減少し全体の数字に影響した。新型コロナウイルス感染症や米国と中国などによる貿易摩擦による不安定な状況が続いており、用途や国ごとに強弱が混在した状況だった。

産ロボに新たな役割か? 工作機械との違い一層鮮明に

産業用ロボットと工作機械との景況の推移に、直近の2年で違いが出始めた。ともに「設備材」という側面から、これまで日本のロボット業界と工作機械業界には強い相関関係があった。2007年から20年の第1四半期までの相関係数は0.78。ただ、ともに史上最高値を付けた18年以降、両者の推移はかけ離れ始めた。その要因を探った。

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