[ロボットが活躍する現場vol.25]多彩なロボ活用で物流DXを実現/トラスコ中山
機械工具専門卸商社のトラスコ中山は、先端的な物流センター「プラネット埼玉」(埼玉県幸手市)にパレタイズロボットシステムを導入した。だがそれも多彩なロボット活用の一端に過ぎない。プラネット埼玉は「物流のデジタルトランスフォーメーション(DX)を実現し、次世代型の物流を体現する」と物流本部の岡田真也物流改革部長は言う。同社の物流改革とロボット活用はいかなるものかを知るべく、プラネット埼玉にお邪魔した。
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機械工具専門卸商社のトラスコ中山は、先端的な物流センター「プラネット埼玉」(埼玉県幸手市)にパレタイズロボットシステムを導入した。だがそれも多彩なロボット活用の一端に過ぎない。プラネット埼玉は「物流のデジタルトランスフォーメーション(DX)を実現し、次世代型の物流を体現する」と物流本部の岡田真也物流改革部長は言う。同社の物流改革とロボット活用はいかなるものかを知るべく、プラネット埼玉にお邪魔した。
高島ロボットマーケティング(東京都千代田区、西田努社長)は2月28日、協働ロボットを対象とするクレジットサービス「ROBOクレ」を開始したと発表した。SMBCファイナンスサービス(東京都江東区、小野直樹社長)と連携し、協働ロボットや周辺機器のクレジット分割払いを可能にした。
ロボットダイジェストの記者が、読者に代わりショールームを訪問する連載企画「ショールーム探訪」。第10回は、宮脇機械プラント(兵庫県明石市、岡本淳社長)の「ロボットラボ&ショールーム」を訪ねた。機械商社が本業ながら、システムインテグレーター(SIer、エスアイアー)としてロボットシステムの設計やプログラミングまで手掛ける。ロボットラボ&ショールームにはワーク(加工物)の工程間搬送や取り付け・取り外し、ピッキングなどをするロボットシステムが並ぶ。同社の技術力を知らなければ「ここまでできるの!?」と驚いてしまうだろう。2022年10月にリニューアルしたばかりのショールームに顧客を呼び込み、SIerとしての認知度向上を図る。
レステックス(千葉県松戸市、斉藤圭司社長)は今年7月、協働ロボットメーカーの台湾テックマンロボットと代理店契約し、国内5社目の一次代理店として活動を開始した。本業はロボットのシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)である同社。後発の代理店としてどのように差別化を図るのか、斉藤社長に話を聞いた。
システムインテグレーター(SIer、エスアイアー)を紹介する本連載。今回取材した愛知産業(東京都品川区、井上博貴社長)は、海外製の先端製品を日本市場に持ち込む輸入商社でもあるSIerだ。近年高まる自動化ニーズに応え、SIer事業は急伸している。溶接装置やバイスなど輸入商社として扱う先進製品と、ロボットを組み合わせた自動化の提案が最大の強みだ。「他のSIerに対する技術提案としても魅力的なはず。広い意味での顧客に向けた提案に注力していく」と、井上社長は力を込める。
ロボット業界で活躍する女性にスポットを当てた連載「活躍するロボジョ」。第13回は大手商社の山善のトータル・ファクトリー・ソリューション(TFS)支社の名古屋支店で、協働ロボットを使った自動化システムの提案営業を担当する石橋和(あい)さんを紹介する。「担当の中部エリアはお客さまご自身が自動化システムを構築することが多く、自動化の経験値が高い。お客さまのニーズに応えるために、情報の引き出しを1つでも多く持つことが必要不可欠です」と話す。
ロボットシステムの開発、製造の表舞台では各ロボットメーカーやシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)が活躍するが、商社の存在は大きい。流通を担う商社本来の役割に加え、自身がSIerの機能を持つケースも増えた。商材の多様性を生かしたロボットの常設展示やパッケージ製品の開発、コンピューター上でのシミュレーションなどを通じて、導入を妨げるハードルの突破を促す。
東京都江東区の東京ビッグサイトで1月19日~22日、ロボット関連の専門展など複数の展示会が同時開催された。注目を集めたのは物流関連の自動化だ。新型コロナウイルス禍でインターネット通販などの活用が広がり、物流現場の負担が増加した。従来から続く人手不足などの問題も深刻さを増している。それに対して、出展各社は処理能力の高いシステムや、誰でも簡単に扱える自動化機器などを提案をした。
物流ロボットを月額制でレンタルするプラスオートメーション(東京都港区、飯間卓社長)は1月13日、生産財や消費財を扱う専門商社の山善の日用品仕分け現場に、仕分けロボット「t-Sort(ティーソート)cb15」を納入したと発表した。
ノルウェーに本社を置くAutoStore(オートストア)は1月18日、自動倉庫「オートストア」用のピッキングロボット「R5+」を発表した。自動倉庫のオートストアは、標準グレードの「レッドライン」と24時間稼働に適した上位グレードの「ブラックライン」の2種類を展開する。R5+はレッドラインに属する製品で、高さ425mmまでの専用コンテナをハンドリングできる。レッドラインの既存ピッキングロボ「R5」では高さ330mmまでのコンテナしか取り扱えず、ブラックラインのピッキングロボ「B1」のみが高さ425mm のコンテナに対応していた。