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[特集SIerになろうvol.1]連携を地域から地方、世界へ/久保田和雄SIer協会会長

[特集SIerになろう]の第1弾は、昨年7月に発足したFA・ロボットシステムインテグレータ協会(SIer協会)の久保田和雄会長(三明機工社長)へのインタビュー。人手不足への対応や生産性向上のため、自動化装置、特に産業用ロボットの活用に注目が集まり、ロボットとそれを導入したい企業をつなぐロボットシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)への注目もかつてないほど高まっている。静岡市清水区のSIer、三明機工の社長でもある久保田会長に、SIerと協会、その魅力や課題など幅広い話を聞いた。協会設立で生まれた連携を、将来的には世界的なものへ広げるという。

[特集SIerになろうvol.0]これほどの成長産業は他にない

産業用ロボットがあらゆる産業から注目されている。ロボットは周辺機器や他の設備などと組み合わせてシステム構築しなければ使えないが、そのシステム構築を担うシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)の数が足りていない。成長が確実な産業で、需要は増えるが担い手不足。新規事業を模索する企業にとっては、SIer業界参入の絶好のチャンスだ。
そこで「robot digest(ロボットダイジェスト)」では、工場自動化(ファクトリーオートメーション、FA)の専門誌「月刊生産財マーケティング」編集部とタッグを組んで、「SIerになろう」と題した総力特集を実施した。

[SIerを訪ねてvol.4]地元企業のロボット普及の起点に【後編】/HCI

HCI(大阪府泉大津市、奥山剛旭社長)は、柔軟物のハンドリングと人工知能(AI)の自社開発が特徴のロボットシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)だ。働き手や後継者不足に悩む地元企業のロボット導入を支援するため、2018年9月に「HCIロボットセンター」を開設した。泉大津市を含む南大阪地域では初のロボットの常設展示施設。奥山社長は「ロボット技術を通じて南大阪、そして日本の製造業の活性化に貢献したい」と話す。

[SIerを訪ねてvol.4]地元企業のロボット普及の起点に【前編】/HCI

今回紹介するHCI(大阪府泉大津市、奥山剛旭社長)は、柔軟物のハンドリングを得意とし、画像認識などの人工知能(AI)を自社開発できるのが特徴のロボットシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)だ。同社はもともとケーブルやワイヤの製造装置を開発、製造するメーカーで、培った技術を生かしてSIer事業を展開する。泉大津市を含む南大阪地域では製造業の中小企業の後継者不足が問題になっており、解決策としてロボット導入を提案する。

大手も参入、ロボ研磨に注目。3Mジャパンが愛知産業と連携【後編】

米国3M(スリーエム)の日本法人スリーエムジャパン(東京都品川区、スティーブン・ヴァンダー・ロウ社長)は、溶接関連の機器を販売する愛知産業(東京都品川区、井上博貴社長)と提携し、「ロボットによる研磨」の市場に参入する。スリーエムジャパンがパートナーに愛知産業を選んだのはどうしてなのか。後編ではその理由を探る。

大手も参入、ロボ研磨に注目。3Mジャパンが愛知産業と連携【前編】

米国3M(スリーエム)の日本法人スリーエムジャパン(東京都品川区、スティーブン・ヴァンダー・ロウ社長)は11月29日、ロボットを活用した研磨市場に参入すると発表した。溶接関連機器を販売する愛知産業(東京都品川区、井上博貴社長)と提携。安定性が高い3Mの研磨材と、愛知産業製の自動倣い機能付き研削装置を組み合わせた研磨作業用のロボットシステムを提案する。研磨作業は自動化が最も進んでいない分野の一つ。生産効率の向上や人手不足の補完を目的に、今後は大手のロボット研磨事業への参入が増えそうだ。

[SIerを訪ねてvol.3]生産ライン全体まで踏み込んだ構築を【後編】/豊電子工業

本連載3回目はシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)大手の豊電子工業(愛知県刈谷市、盛田高史社長)を訪ねた。1981年からSIerとして活躍する同社は、国内だけでなく北南米、アジア、欧州と世界中に活躍の場を広げる。産業用ロボットが注目される中、技術開発の部門に力を入れ、ロボットだけでなく加工など幅広い要素技術の知見を深める。機械まで含めて一括で受注し、生産ライン全体の構築を請け負う「メガインテグレーター」を目指す。

[SIerを訪ねてvol.3]生産ライン全体まで踏み込んだ構築を【前編】/豊電子工業

「SIerを訪ねて」の3回目は、産業用ロボットのエンジニアリングで40年以上の歴史を持つ、システムインテグレーター(SIer、エスアイアー)大手の豊電子工業(愛知県刈谷市、盛田高史社長)を訪ねた。自動車の部品加工からスタートし、1981年からSIerとして活躍する同社は、国内だけでなく北南米、アジア、欧州と世界中に活躍の場を広げる。グループ年間800台を扱える会社の規模、そしてシステムの設計、製作、調整、設置までを一貫して引き受けられる多彩な人材が強みだ。

[SIerを訪ねてvol.2]3つの要素で新市場を開く【その3】 /バイナス

本連載2回目は、愛知県稲沢市に本社を置き、システムインテグレーター(SIer、エスアイアー)事業と教育事業を2本柱で展開するバイナス(渡辺亙<とおる>社長)を訪ねた。前回まではそれぞれの事業の特徴を伝えた。今回はバイナスの設立から現在に至るまでの経緯に加え、今後の展望もリポートする。既存のビジネスに加え、物流業界向けのロボットシステムの提案や独自のロボットハンドの外販など、新規事業にも挑戦する。また、18年9月には新工場の建設に着工する。生産能力を強化し、事業のさらなる拡大を図る。

[SIerを訪ねてvol.2]3つの要素で新市場を開く【その2】 /バイナス

本連載2回目は、愛知県稲沢市に本社を置き、システムインテグレーター(SIer、エスアイアー)事業と教育事業を2本柱で展開するバイナス(渡辺亙<とおる>社長)を訪ねた。前回は主にSIer事業の特徴や強みを紹介した。今回は、もう一つの柱である教育事業をリポートする。教育事業は、主に大学や工業高校などの教育機関にロボットなどの実習装置を販売する事業だ。最近は、教育機関だけではなく、SIer向けにもロボットの実習装置を販売しており、SIerの育成にも注力する。

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