[ロボットが活躍する現場 vol.40]ロボット化で多品種でも生産量を上げる/金久保製作所
金久保製作所(さいたま市岩槻区、武野谷翔吾社長)は精密機械部品の加工技術に優れ、製造工程で5台のロボットを活用する。加工機へのワーク(加工対象物)供給作業をロボット化することで、多品種の量産を実現した。武野谷社長は「これまで自動化を進めてきたがまだまだ足りない。今後導入するなら、やはりシンプルで扱いやすいロボットが良い」と話す。
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金久保製作所(さいたま市岩槻区、武野谷翔吾社長)は精密機械部品の加工技術に優れ、製造工程で5台のロボットを活用する。加工機へのワーク(加工対象物)供給作業をロボット化することで、多品種の量産を実現した。武野谷社長は「これまで自動化を進めてきたがまだまだ足りない。今後導入するなら、やはりシンプルで扱いやすいロボットが良い」と話す。
9月18日~20日の3日間、東京都江東区の東京ビッグサイトで「Japan Robot Week(ジャパン・ロボット・ウィーク)2024」など複数の展示会が開催された。深刻化する人手不足の解決に向け、ロボットシステムの導入や運用をより簡単にする自動化パッケージや周辺機器の他、初公開の新製品も多く見られた。
工作機械見本市「AMB2024」が9月10日~14日の5日間、ドイツ南西部のシュツットガルトで開催された。世界28カ国・地域から1244社が出展し、世界78カ国・地域から6万5584人が来場した。今回展の目玉は自動化ソリューションで、工作機械とロボットなどを組み合わせた自動化システムの最新提案が脚光を浴びた。
9月10日~13日、東京都江東区の東京ビッグサイトでアジア最大級の物流総合展「国際物流総合展2024」が開催された。出展者数と来場者数は共に過去最多を記録するなど、会場は活気にあふれた。物流機器の大手メーカーを中心に、会場では大きなスペースを使い、複数工程の自動化を一体で展示する企業も目立った。
山善は、協働ロボットを使った自動化提案の場所として「協働ロボットテストラボ」を設ける。これまで大阪市西区の本社ビル内にあったが、8月22日に新大阪駅から徒歩圏内の場所に移転した。その前日には記者向けの内覧会が開催され、開所に先駆けてラボに潜入することができた。ただ協働ロボットを見られるだけでなく、操作体験や扱い方のトレーニングを受けられるなど、もはやショールームの枠に収まらない“新生”協働ロボットテストラボの全容をお届けする。
中国の協働ロボットメーカーDOBOT(ドゥーボット)やその代理店によるプライベートショー(PS)やワークショップが関西で立て続けに開催された。DOBOTがPSを関西で開催するのは初めてのこと。いずれのイベントも関西の顧客に同社製品の強みや魅力を“知ってほしい”との思いが根底にある。
スイスの大手ロボットメーカーのABB(日本法人=東京都品川区、ロイック・ペコンドン‐ラクロワ社長)は9月25日、協働ロボット「GoFa(ゴーファ)」シリーズで使用できる新機能「Ultra Accuracy(ウルトラアキュラシー=超高精度)機能」を開発したと発表した。
日立製作所グループで最大規模のイベント「日立ソーシャルイノベーションフォーラム2024ジャパン」が9月4日と5日、東京都千代田区の東京国際フォーラムで開催された。製造業や物流関連では、ロボット関連技術や現実とデジタル(仮想空間)の設備が同期して連動するデジタルツイン技術、人工知能(AI)の活用などを披露した。
センサーメーカーのメトロール(東京都立川市、松橋卓司社長)は、工作機械のマシニングセンタ(MC)と協働ロボットを組み合わせて、センサーのきょう体の部品加工を自動化した。自社のセンサーを複数使い、自動化システムと連携させて、部品の加工精度を安定させた。松橋社長は「人手不足が進む中、作業者は繰り返し作業でなく、付加価値の高い業務を担うべき。センサーを駆使すれば、MCの加工精度を担保できるという実例を社内に作りたかった」と構築の狙いを明かす。
ロボットダイジェストの記者が、読者に代わりショールームを訪問する連載企画「ショールーム探訪」。第29回は、岐阜県や製造業関連の民間企業などが共同出資で設立した「第三セクター」のブイ・アール・テクノセンター(岐阜県各務原市、松原正隆社長)が運営する「岐阜県ロボットSIセンター」を訪問した。地域産業の高度化を使命に掲げる同社は、食品、医薬品、化粧品の三品産業をはじめとしたロボットの未活用領域をターゲットに、産業用ロボットを使った自動化システムを提案する。