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[海外展リポート]ロボットに何をさせる? 欧州の工作機械見本市での提案【前編】/EMOハノーバー2019

欧州国際工作機械見本市「EMO(エモ)ハノーバー2019」が9月16日~21日の6日間、ドイツ・ニーダザクセン州のハノーバー国際見本市会場で開かれた。欧州では人手不足が深刻化しており、自動化や省人化の提案が目立った。工作機械がメインの展示会で、ロボットはどのような作業をしたのか。ロボットの作業内容に焦点を当てる。

独EMO展で発表、ハードとソフトの両面から自動化を支援/ヤマザキマザック

大手工作機械メーカーのヤマザキマザック(愛知県大口町、山崎高嗣社長)は、9月にドイツで開催された工作機械展「EMO(エモ)ハノーバー2019」で、自動化ニーズに対応する工作機械の新製品や自動化関連の新たな取り組みを数多く発表した。ハードウエアとソフトウエアの両面から顧客の自動化を支援し、高まる自動化ニーズに対応する考えだ。

水に強いロボットを開発! 機内設置で自社商品の競争力高める/スギノマシン

スギノマシン(富山県魚津市、杉野良暁社長)は2019年10月、独自開発の産業用ロボット「スイングアーム式コラムロボット」の新商品を発売した。防水性を高め、自社製の洗浄機や工作機械の機内に設置できるようにしたのが最大の特徴だ。杉野岳副社長は「わが社の既存商品にロボットを組み込み、一つのパッケージ商品として提案する。これによりロボットだけではなく、わが社の既存商品の競争力も高めていく」と強調する。

SIer2社が合弁会社を設立、相模原で生まれた新たな連携の形【前編】/トランセンド(JET、永進テクノ)

相模原市は産業用ロボットの導入支援、普及支援策が手厚い自治体として知られ、ロボットシステムを構築するシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)も少なくない。その相模原で、新しい形のSIer連携に取り組むのが、JET(相模原市中央区、遠藤法男社長)と永進テクノ(相模原市緑区、鈴木道雄社長)だ。両社とも単独でもSIer事業を営むが、2016年に共同出資でトランセンド(相模原市中央区、遠藤法男社長)というSIerを設立した。

スマート工場をワンストップで提供/チームクロス FA

最新の自動化技術を導入したスマート工場をワンストップで提供する企業連合Team Cross (チームクロス) FA が8月に発足した。ロボットのシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)などが幹事企業として参画する。「今後日本は生産技術を輸出すべき。海外では大規模な工業団地の造成が進んでおり、数千億円の売り上げ規模も狙える」と複数の幹事企業の代表を務める天野真也社長は言う。

組織は人で成り立つ、商品に誇りを/ファナック山口賢治社長兼CEO

FA、ロボット、ロボマシンの3本柱と、モノのインターネット(IoT)基盤の「FIELD(フィールド)システム」で事業展開するファナック。今年4月に社長兼最高経営責任者(CEO)に就任した山口賢治氏は「組織は人で成り立っているとつくづく感じる」「商品に誇りを持てる社員でなければ、いいものは作れない」と言い、社内環境の整備に力を注ぐ。

複数のセンサーをカメラ1台に置き換える! 協働ロボのシステム構成を簡単に/キヤノン、ユニバーサルロボット

光学機器と協働ロボットの世界的メーカー2社が連携する。光学機器メーカーのキヤノンと協働ロボットメーカー、ユニバーサルロボット(UR)の日本支社(東京都港区、山根剛ゼネラルマネージャー<GM>)は8月27日、都内のキヤノン本社で共同会見を開き、UR製ロボット向けに特化したキヤノンの新製品を発表した。従来とは異なる発想で、ロボットシステムの構成やロボットに動作を教えるティーチング作業をより簡単にする。

「単純作業の自動化」を使命に、取り出しロボットから物流、SIerへ【後編】/スター精機

スター精機(愛知県大口町、塩谷国明社長)は射出成形機用の取り出しロボットなどを製造販売する。塩谷社長は「わが社の使命は、人がやっていた単純作業を自動化すること。人にはより付加価値の高い仕事に従事してもらいたい」と語る。主力事業の取り出しロボットはその一環だ。最近は取り出しロボットで培ったコア技術を生かし、新しい市場の開拓にも挑む。その一つが物流で、直交型のパレタイジングロボットを独自に開発した。さらに将来は、射出成形機の周辺の自動化システムを構築するシステムインテグレーター(SIer)事業も強化する考えだ。

「単純作業の自動化」を使命に、取り出しロボから物流、そしてSIerへ【前編】/スター精機

スター精機(愛知県大口町、塩谷国明社長)は射出成形機用の取り出しロボットなどを製造販売する。塩谷社長は「わが社の使命は、人がやっていた単純作業を自動化すること。人にはより付加価値の高い仕事に従事してもらいたい」と語る。主力事業の取り出しロボットはその一環で、同社は長年にわたりプラスチック製品の生産現場の自動化に貢献してきた。また、2007年にはロボットハンド専門の部署も立ち上げた。最近は、取り出しロボットで培ったコア技術を生かし、新しい市場の開拓にも努める。同社が事業領域を広げ続ける理由はどこにあり、そして今後は何を目指すのか? 塩谷社長に話を聞いた。

「ロボット特区」にSIerやユーザー集う/相模原市など

相模原市とさがみはら産業創造センター(相模原市緑区、橋元雅敏社長)は8月1日、相模原市緑区のサン・エールさがみはらで「産業用ロボットビジネスフォーラム」を開いた。FA・ロボットシステムインテグレータ協会(SIer協会、久保田和雄三明機工社長)との共催で、同協会がロボットのシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)向けに開くイベント「SIer’s Day(エスアイアーズデー)」も兼ねて開催した。

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