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[特集FOOMA JAPAN]速報リポート! 今年のFOOMAはロボットだらけ【前編】

食品機械の専門展「FOOMA JAPAN(国際食品工業展)2019」が7月9日に開幕した。12日までの4日間、東京都江東区の東京ビッグサイトで開かれている。この展示会では年々産業用ロボットの存在感が高まっており、今回展では前回展よりもさらに産業用ロボットの展示が目立つ。会場で見つけた産ロボ提案を速報として紹介する。

[特集FOOMA JAPAN]速報リポート! 今年のFOOMAはロボットだらけ【後編】

7月9日から12日までの4日間、東京都江東区の東京ビッグサイトで、食品機械の専門展「FOOMA JAPAN(国際食品工業展)2019」が開かれている。今年のFOOMA JAPANは例年に増して産業用ロボットの展示が多い。前編ではロボットメーカーの展示を中心に紹介した。後編ではシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)や食品機械メーカー、ロボットハンドメーカーなどの提案を取り上げる。

[特集FOOMA JAPAN]食品産業に最適な新製品を紹介/ストーブリ

ストーブリは、自動車部品や半導体、食品、医薬品産業に適したロボットをラインアップし、特に欧州で多くの実績を持つロボットメーカーだ。日本市場ではロボットの導入がそれほど進んでいない食品や医薬品産業への販売に注力する。全機種とも密閉性が高く耐環境性に優れるのが特徴の一つで、丸洗いに対応するモデルもある。「FOOMA JAPAN(国際食品工業展)2019」では、小型、高速化したスカラロボット「TS2」などを出展する。

[特集FOOMA JAPAN]自動車用技術を生かし食品をつかむ/デンソーウェーブ

デンソーウェーブ(愛知県阿久比町、杉戸克彦会長)の食品産業に向けた提案は、専用機などを紹介する他社とは一味違う。自動車部品などの工場で使う多関節ロボットに食品をつかませ、食材を搬送したり整列させる作業を披露。来場者が使い方をよりイメージできるような具体的な提案を用意する。ただし、一般的な産業用ロボットをそのまま食品産業で使用することは、安全や衛生の面から難しい。そこで同社は、これまでグループ内の自動車部品工場などで培ったロボット技術を生かしながら、食品向けにプラスα(アルファ)の機能を付加する。食品製造工場で課題の人手不足の解消に貢献する。

[特集FOOMA JAPAN]搬送と検査の自動化デモを披露/オムロン

体温計や血圧計など一般になじみのあるヘルスケア製品から工場の自動化(ファクトリーオートメーション、FA)関連機器まで幅広い事業を手掛けるオムロン。2019年7月9日に開幕する食品産業向けの見本市「FOOMA JAPAN(国際食品工業展)2019」には、ロボットを含めたFA関連機器を展示し、食品産業が抱える課題の解決策を提案する。食品産業では単にロボットを使った搬送だけではなく、検査工程や品質保証まで含めて自動化する必要があるという。FOOMA JAPAN2019でも、協働ロボットや自動搬送ロボット、画像センサーなどを融合した搬送と検査の自動化デモを披露する。

[特集FOOMA JAPAN]食の上流も自動化、最前線のエッセンスを会場で/安川電機

安川電機は、「中食(なかしょく)」市場向けの自動化提案に力を入れる。現在は特定の顧客と共に、食品工場向けシステムの開発や検証を進めており、その成果の一端を7月9日~12日に開かれる「FOOMA JAPAN(国際食品工業展)2019」で披露する。省スペースや衛生管理など、食品製造の現場のニーズをくみ取ったロボットシステムを展示する計画だ。「『食品産業の自動化なら安川』のイメージを浸透させたい」と高宮浩一取締役常務執行役員は語る。

[特集FOOMA JAPAN]序論:ロボットが食品産業を救う

「ロボットが食品産業を救う」、この表現は決して誇張ではない。厚生労働省の統計では、人手不足の指標である欠員率が製造業全体の2倍以上の数値となるなど、食品産業の人手不足は深刻だ。また食品産業は巨大な市場を持ちながらも、まだまだロボットが普及していないため、ロボット関係の事業者はこの商機を逃すまいと食品向け提案に力を入れる。その最先端の提案が一堂にそろうのが、7月9日~12日に東京で開かれる食品機械の専門展「FOOMA JAPAN(国際食品工業展)2019」だ。

「高度な技術を使いやすく」、新製品を多数発表/ファナック

ファナックは4月、山梨県忍野村の本社で「新商品発表展示会」を開いた。溶接ロボットや協働ロボットなどの新製品を発表した。最終日は真冬のような寒さになり季節外れの雪に見舞われるなど、天候には恵まれなかったが、会場は大くの人でにぎわった。「高度な技術をいかに使いやすくするか、という視点で商品化した」と山口賢治社長兼最高経営責任者(CEO)は話す。

[気鋭のロボット研究者vol.5]3Dプリンターを使って開発加速【後編】/立命館大学平井慎一教授

金属製のロボットハンドが多い中、平井慎一教授は樹脂やシリコン製のソフトハンドを研究、開発する。2017年度に研究室に3Dプリンターを導入したことでトライ・アンド・エラーのサイクルが速くなり、開発が進んだ。試行錯誤を経て開発したソフトハンドは実用化も近い。食品分野で広くロボットに適用できれば、需要の安定した市場に進出できる。

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