真空ポンプ式の電動吸着ハンド発売、電力消費の削減を提案/日東工器
日東工器は4月15日、真空ポンプで搬送物を吸着する電動吸着ハンド「EVE-500」を5月1日に発売すると発表した。「EVE-500」は直流電源24V駆動の真空ポンプを内蔵するため、コンプレッサーによるエア供給が不要なモデル。そのため場所を選ばず使用できる。
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日東工器は4月15日、真空ポンプで搬送物を吸着する電動吸着ハンド「EVE-500」を5月1日に発売すると発表した。「EVE-500」は直流電源24V駆動の真空ポンプを内蔵するため、コンプレッサーによるエア供給が不要なモデル。そのため場所を選ばず使用できる。
ドイツに本拠地を置く真空機器メーカーの日本法人、シュマルツ(横浜市都筑区、ゲッテゲンス・アーネ社長)は4月8日、袋吸着グリッパー「サックグリッパーPSSG」をリニューアルしたと発表した。
イマオコーポレーション(岐阜県関市、今尾任城社長)は4月1日、メカ式ツールチェンジャーの新製品「SMARTSHIFT(スマートシフト)ロボットシステム」の新タイプを発売した。ツールチェンジャー自体の最大可搬質量を従来比3倍の150kg、エンドエフェクターを保持する「ツールポケット」の積載重量を同10倍の50kgに拡大したのが特徴だ。イマオコーポレーションは高可搬タイプの新製品を通じ、従来品だけでは取り込み切れなかった溶接やねじ締め、研磨などのアプリケーション(応用事例)の開拓を加速させる。
デンマークの協働ロボットメーカーのユニバーサルロボット(UR、日本支社=東京都港区、山根剛代表)は、北川鉄工所のエアグリッパー「NTS311」(=写真左)と板金加工機械の専門商社ファブエース(横浜市都筑区、浅野慎一郎社長)のティグ(TIG)溶接支援ロボットシステム「Co TIG Welders(コ・ティグ・ウェルダーズ)」(=同右)の2製品をUR公認の周辺機器「UR+(プラス)」に認証した。
ブリヂストンの社内ベンチャーであるソフトロボティクスベンチャーズは2月9日から14日までの6日間、東京の渋谷で展示イベント「想いは筋肉に宿る」を開催している。同社が開発したゴム人工筋肉を使って、体験型のオブジェを制作した。この人工筋肉は同社が販売するロボットハンドに使用されているが、「他にもさまざまな可能性を模索したい。そのためにも、まずは多くの人にその存在を知ってもらいたい」と今回のイベントを企画したメンバーの一人である手塚晶子さんは言う。
ワーク(搬送などの対象物)を吸い付けて搬送する真空ハンドや吸着パッドは多様化が進む。ピンポイントなニーズに的確に応える製品を開発することで、市場の掘り起こしを狙う。国際ロボット展リポートvol.12では、各社の展示を通してその最新動向をお伝えする。
生産現場の自動化は、ロボット単体では実現しない。ワーク(対象物)の把持にはロボットハンドが、認識や測定には3Dカメラが必要など、周辺機器があって初めて生産工程をロボットに置き換えられる。2023国際ロボット展(iREX2023)では多様化するワークに対応すべく、出展者各社は認識精度を高めたカメラやより使いやすいハンドなど最新製品をアピールする。それに加え、ユーザーが安心してロボットを導入できるよう、安全性や環境性能を意識した製品も多い。
地域密着のシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)として静岡県東部で業績を伸ばし続けるのがBRICS(ブリックス、静岡県清水町)だ。人材派遣業に始まり機械商社、受託加工業と業容を拡大し、2021年に協力会社だったSIer企業を吸収合併することでSIer事業にも参入した。
9月13日~15日、東京都江東区の東京ビッグサイトで物流関連の専門展「国際物流総合展2023(第3回INNOVATION EXPO〈イノベーションエキスポ〉)」が開催された。物流業界では、労働時間に関する法改正に伴い人手不足などが深刻化する「2024年問題」が叫ばれている。今回展ではこの問題に対処するべく、各社が物流の自動化や効率化の提案を強めた。後編では無人搬送フォークリフト(AGF)や自律走行型搬送ロボット(AMR)、周辺機器などを中心に取り上げる。
北九州高等専門学校発スタートアップ企業のKiQ Robotics(キックロボティクス、北九州市⼩倉北区、滝本隆社長)は9月22日、パレタイズ・デパレタイズ用ロボットシステムを想定した軟らかい樹脂製の「柔軟指」を開発したと発表した。