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2019.01.31

協働ロボ「ソーヤー」などリシンクの事業を引き継ぐ/ハーン・グループ

 ドイツに本社を置き、自動車産業向けの自動化ソリューションを提供するハーン・グループ(ラインラント・プファルツ州、トーマス・ハーン最高経営責任者)は2018年10月、同月3日に廃業を発表した米国の協働ロボットメーカー、リシンク・ロボティクスのロボット事業を引き継いだ。
 リシンクが所有する全ての特許や商標、ソフトウエアを取得した。取得額は公表していない。ハーン・グループはそもそも、リシンクの販売代理店だったが、協働ロボットを使った自動化ソリューションの拡充のため、ロボット事業の取得に踏み切った。
 リシンクは、掃除ロボット「ルンバ」で有名なアイロボットを創業したロドニー・ブルックス博士が2008年に設立した。協働ロボット「Sawyer(ソーヤー)」を製造販売する。ソーヤーの特徴は使いやすさで、アームを直接動かして教示するダイレクトティーチング機能などを搭載する。

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