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コロナ対策の自動化ソリューションを提供/QBIT Robotics

飲食店やホテルなどに協働ロボットシステムを提供するベンチャー企業のQBIT Robotics(キュービット・ロボティクス、東京都千代田区、中野浩也社長)は2020年5月25日、「コロナ対策ソリューション」を提供すると発表した。新型コロナウイルス感染症を予防するための自動化技術やサービスを幅広く取りそろえ、医療機関などに提案する。

[SIerを訪ねてvol.15]けん玉だけじゃない! DXで未来を開く【前編】/マクシスエンジニアリング

ロボットシステムの設計や製作を担うシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)を紹介する連載企画「SIerを訪ねて」。15回目の今回は、名古屋市千種区に本社を置くマクシスエンジニアリング(水野敬三社長)を訪ねた。SIerとしての強みは、勘所を押さえた要件定義をするための傾聴力と、スマート(知的)な装置を構築する技術力だ。「けん玉ロボット」などのユニークな取り組みも同社の大きな特徴だ。

三菱電機、同社初の協働ロボットを発売

三菱電機は5月21日、同社で初めてとなる協働ロボット「MELFA ASSISTA(メルファ・アシスタ)」を発売した。6軸の多関節型ロボットで、最大可搬質量は5kg。自動車、電気電子部品、食品、医薬品、衛生用品業界向けに販売された。メルファ・アシスタは、ロボットアームに搭載した専用操作ボタンで、ロボットに動作を記憶させる教示作業が可能。入力操作に使うティーチングボックスが不要となる。また、稼働状況を表示するLEDライトをロボットアームに搭載することで、近くにいる作業者がロボットの状態を一目で把握できる。併せて、ロボットの立ち上げを容易にするプログラム作成ツール「RT VisualBox(ビジュアルボックス)」も発売した。ブロック図を活用した直感的な操作でロボットシステムのプログラムを作成できる。さらに、ロボットハンドやカメラなどの周辺機器との接続設定も容易にした。

ソフトの機能を強化し、使いやすさを向上/ABB

スイスの大手産業用ロボットメーカーのABBは、ロボットのソフトウエアの機能強化に力を入れている。ここ数カ月で、ロボットの使いやすさを向上する新機能や新製品を相次いで市場投入した。また、新型コロナウイルス感染症が世界中で拡大する中、ABBは顧客支援の一環で、主要なソフトやサービスを2020年末まで無料で提供している。

SIerに必要な技能をトータルで教育/バイナス

システムインテグレーター(SIer、エスアイアー)の事業に加え、教育機関向けにロボットなどの実習装置も製造、販売するバイナス(愛知県稲沢市、渡辺亙社長)。2018年に教育センターを開設し、既存のSIerやSIerになりたい企業を対象に、SIerに必要な技能をトータルで、そして実践的に教育するサービスを始めた。下間篤取締役営業部長は「実践に近い環境で教育サービスを提供できる施設は珍しい」と説明する。

中国ベンチャーの障害物検知センサーを発売/ZMP

無人搬送車(AGV)のように使える台車型の物流支援ロボット「CarriRo(キャリロ)」などを開発、販売するZMP(東京都文京区、谷口恒社長)は4月23日、中国のベンチャー企業が開発した対物センサーを国内発売した。発売した製品は、RoboSense(ロボセンス)製のレーザー式3次元対物センサー「RS-Bpearl(パール)」。AGVや自動運転車両に搭載して周囲の障害物を検知する用途を見込む。価格は送料別で49万8000 円(税抜き)。

[注目製品PickUp!vol.23]プログラムは自分で!ハイエンドの取り出しロボット【後編】/ハーモ「HRXⅢ-iシリーズ」

今回の「注目製品PickUp!」は、ハーモ(長野県南箕輪村、濱秀明社長)が2017年に発売した、ハイエンドの射出成形品取り出しロボット「HRXⅢ-iシリーズ」を紹介する。複雑なプログラムをユーザー自身で作成できる機能「スマートプログラム」を専用コントローラーに搭載したのが最大の特徴で、同社は国内の自動車産業に攻勢をかける考えだ。また、独自のソリューション「トータルリンク」とiシリーズのセット提案も強化する。

中国メーカーが、運びながら仕分ける物流ロボを7月に発売/ギークプラス

中国に本社のある物流向けロボットメーカー、ギークプラス(日本法人=東京都港区、佐藤智裕社長)は今年7月、搬送物を自動で仕分けながら出荷口まで搬送する、自律移動型ロボット「EVE S20T」と「EVE S20C」を日本で販売する。 昨今、オンラインショッピングなどの電子商取引(EC)が増加している。物流量が増え、宅配便などの荷物を正確で高速に仕分けるニーズが高まっている。そこで無人搬送車(AGV)の技術を応用して開発したのが、今回の新機種だ。荷物を配送方面ごとの出庫口まで搬送する搬送ロボットで、各車両が独立しているため、コンベヤーなどの固定設備と比べて後付けが容易。物流量が変化しても、導入台数の調整で柔軟に処理能力を調整できる。導入した物流拠点の移転や統廃合があった際も、移転先に持っていき引き続き活用できる。

[注目製品PickUp!vol.23]プログラムは自分で!ハイエンドの取り出しロボット【前編】/ハーモ「HRXⅢ-iシリーズ」

ロボットダイジェスト編集部が注目したロボット関連の製品を取り上げる連載企画「注目製品PickUp!」。23回目の今回は、長野県南箕輪村に本社を構えるハーモ(濱秀明社長)の取り出しロボット「HRXⅢ-iシリーズ」を紹介する。射出成形機から樹脂の成形品を取り出す取り出し
ロボットのハイエンドモデルで、複雑なプログラムをユーザー自身で作成できる機能「スマートプログラム」を専用コントローラーに搭載したのが最大の特徴だ。

食品にも使える電動ソフトグリッパーを発売/OnRobot

デンマークに本社を置くロボットハンドメーカーのOnRobot(オンロボット)は4月8日、不定形物を柔らかく包んで把持する電動グリッパー「Soft Gripper(ソフトグリッパー)」を発売した。シリコン製のカップが開閉する構造で、可搬質量は最大2.2kg。対象物の硬さや大きさに合わせて、形状や柔らかさの異なる3種類のカップを選べる。食品に接触する器具として米国と欧州の規格に適合し、食品や化粧品、医薬品の搬送に向く。割れやすい卵や、つぶれやすい果物も把持できる。

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