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人手不足に悩む北陸の企業にロボットを提案/MEX金沢2019

「第57回機械工業見本市金沢(MEX金沢2019)」が2019年5月16日~18日の3日間、金沢市の展示会場「石川県産業展示館」で開催された。216社が出展し、延べ5万8000人以上が来場した。石川県、富山県、福井県の北陸3県は人手不足が深刻な地域で、北陸の企業は自動化に高い関心を持つ。今回展では、北陸地域の自動化ニーズに応える、ロボットを使った自動化提案が目立った。

中国ロボで協働市場に参入。市場でのイメージを変えろ!/三機

加工補助具や工具、自社製造の各種専用機・検査機、さらには自動販売機など幅広い商材を取り扱う商社の三機(名古屋市熱田区、木島正人社長)は、新たに協働ロボットの販売に参入した。2018年8月、新たな事業の柱として中国のロボットメーカーAUBO robotics(オーボロボティクス、以下オーボ)と協働ロボット「AUBO-iシリーズ(オーボiシリーズ)」の代理店契約をし、展示会などで積極的に性能をアピールする。「どうしても『中国製』は日本では悪いイメージを持たれがちだ。しかしiシリーズは協働ロボットとしての十分な能力を持ちながら、コストを抑えられる。中国製ロボットのイメージを変えていく取り組みが重要」と三機の吉田勝彦課長は強調する。今年4月からは東京にあるオリックス・レンテック(東京都品川区、小原真一社長)のショールームでも展示を開始し、イメージ改善に向けた準備を進める。

[特集SIerになろうvol.11]SIer育成の施設が全国各地に次々と

行政や公的機関の支援で産業用ロボットのショールームや研修施設の開設が全国で相次ぐ。システムインテグレーター(SIer、エスアイアー)育成を目的に研修会や講座を施設で開くケースも多い。中小規模のSIer企業は各地域に根付いて活動するため、全国各地への産業用ロボットの普及には地場のSIerの強化が欠かせない。2017年の経済産業省の補助金事業「ロボット導入促進のためのシステムインテグレータ育成事業」での事例や、公的団体が主体で運営する施設を中心に取り組みを紹介する。

[特集SIerになろうvol.10]SIer機能を獲得する商社【その2】/山善

工場の自動化(ファクトリーオートメーション=FA)機器に強い商社が、調達力やスケールメリット、物流網などの強みを生かし、システムインテグレーター(SIer、エスアイアー)業界に参入するケースが増えた。参入のアプローチはさまざまで、「特集SIerになろうvol.9」として前回取り上げたユアサ商事はSIerの新会社を立ち上げ、今回紹介するvol.10の山善は社内に専門の部署を創設した。戦略に違いはあるが、設備メーカーや既存のSIer、顧客の間に立ち、できることを少しずつ拡大しようと注力する点は同じ。人材不足という共通の課題も抱えるが、すぐそこにある需要を獲得するための投資を継続する。

[特集SIerになろうvol.9]SIer機能を獲得する商社【その1】/ユアサ商事

工場の自動化(ファクトリーオートメーション=FA)機器に強い商社が、調達力やスケールメリット、物流網などの強みを生かし、システムインテグレーター(SIer、エスアイアー)業界に参入するケースが増えた。参入のアプローチはさまざまで、「特集SIerになろうvol.9」として今回取り上げるユアサ商事はSIerの新会社を立ち上げ、vol.10の山善は社内に専門の部署を創設した。戦略に違いはあるが、設備メーカーや既存のSIer、顧客の間に立ち、できることを少しずつ拡大しようと注力する点は同じ。人材不足という共通の課題も抱えるが、すぐそこにある需要を獲得するための投資を継続する。

[注目製品PickUp!Vol.7]厳しい環境でも大丈夫!小型・軽量・高把持力のグリッパー【前編】/鍋屋バイテック「5000シリーズ」

今回の注目製品は、ドイツの機械部品メーカーのZIMMER(ツィマー)GROUPのロボットハンド(グリッパー)を紹介する。鍋屋バイテック(岐阜県関市、岡本友二郎社長、以下NBK)は、ツィマーと総代理店契約をしており、国内での販売やサービスを一手に担う。このグリッパーの最大の特徴はその頑丈さ。その中でも「5000シリーズ(=写真)」は金属部品の加工現場に向けて作られたため、粉じんやミストが飛ぶ厳しい環境下でも正常に動くように設計された。カバーを取り付ければ、なんと水中でも動かせるという。

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