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水に強いロボットを開発! 機内設置で自社商品の競争力高める/スギノマシン

スギノマシン(富山県魚津市、杉野良暁社長)は2019年10月、独自開発の産業用ロボット「スイングアーム式コラムロボット」の新商品を発売した。防水性を高め、自社製の洗浄機や工作機械の機内に設置できるようにしたのが最大の特徴だ。杉野岳副社長は「わが社の既存商品にロボットを組み込み、一つのパッケージ商品として提案する。これによりロボットだけではなく、わが社の既存商品の競争力も高めていく」と強調する。

[ロボットが活躍する現場vol.7]ロボットで歯車生産、協働型も使いこなす【後編】/岡本工機

歯車などを製造する岡本工機(広島県福山市、菊地正人社長)は、製造現場で積極的に産業用ロボットを使う。昨年新たに、安全柵なしで設置できる協働ロボットも導入した。「立ち上げ時には協働ロボットならではの苦労もあったが、設定などを工夫することでうまく使えている」と生産技術課の尾熊英成次長は話す。

[ロボットが活躍する現場vol.7]ロボットで歯車生産、協働型も使いこなす【前編】/岡本工機

岡本工機(広島県福山市、菊地正人社長)は、歯車や受注生産の工作機械を製造するメーカーだ。広島県内に3つの工場を構え、本社工場や尾道工場ではそれぞれ10台ほどの産業用ロボットが稼働し、府中工場にも協働ロボットシステムなどを導入した。「ロボットがあると生産量も品質も安定する。システム構築や動作変更を自分たちでこなせることが重要」と菊地社長は話す。

鍛圧機械展に見る多彩な「産ロボの使い方」【前編】/MF-TOKYO

7月31日~8月3日の4日間、東京都江東区の東京ビッグサイトで「MF-TOKYO2019(第6回プレス・板金・フォーミング展)」が開かれた。金属に圧力をかけて部品を成形する鍛圧機械などの専門展で、4日間合計で3万人超が来場した。主催団体の日本鍛圧機械工業会、坂木雅治会長(アマダホールディングス相談役)は「MF-TOKYOは単なる機械の展示会ではなく、新たな加工法を提案する場」と話す。その言葉通り多くの企業が加工を実演し、ロボットを使った自動化提案も目立った。

自動化は協働ロボで柔軟に! 北陸の工作機械メーカーが掲げる「スリートップ戦略」/中村留精密工業

中村留精密工業(石川県白山市、中村健一社長)は創業70周年を機に、「工作機械」「ソフトウエア」「オートメーション」の3つの分野で質的なトップを目指す「スリートップ戦略」を新たに掲げた。オートメーションの分野では①スピード②スペース③フレキシビリティー(柔軟性)――の3つを追求する考えで、最近は人と一緒に働ける協働ロボットを使った柔軟性の高い自動化提案に力を入れる。2019年5月に金沢市で開かれた「MEX金沢2019」でも、協働ロボットを使った自動化システムなど、スリートップ戦略を具体化した展示物を披露した。

ロボットで35年の実績! 独自の立ち位置から最適提案/しのはらプレスサービス

しのはらプレスサービス(千葉県船橋市、篠原正幸社長)は、ロボットを使ったプレス機の自動化を提案する。3台のプレス機と2台のロボットを組み合わせた自動化システムで昨年、日本鍛圧機械工業会(会長・アマダホールディングス坂木雅治相談役)の「MF技術大賞2018‐2019」の奨励賞を受賞した。「プレス機メーカーともロボットメーカーとも違う独自の立ち位置が当社の強み。両分野を熟知したシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)として、顧客に最適なシステムを提案する」と篠原社長は話す。

「中小企業にぴったり」のローディングシステムに注目/ブラザー工業

ブラザー工業は6月4日、小型工作機械を製造する愛知県刈谷市の刈谷工場内のショールームで「新製品発表会」を開催した。特に注目を集めたのは自社の工作機械専用のローディングシステム「BV7-870」だった。動作がシンプルで使いやすく、低コストで導入できる点を特徴に持つ。まさに「中小企業にぴったりの製品」(柳克也産業機器営業部長)だ。

[注目製品PickUp!vol.14]リーズナブルな単軸・直交でここまでできる【後編】/アイエイアイ「ロボシリンダー」

ロボットダイジェスト編集部が注目する製品を紹介する連載企画「注目製品PickUp!」。今回はアイエイアイ(静岡市清水区、石田徹社長)の電動アクチュエーター「ロボシリンダー」を取り上げる。前編では、ロボシリンダーの特徴や、豊富な製品バリエーションを生かした使い方を紹介した。後編ではロボシリンダーの強みのルーツを探る。「この強みは他社には決してまねできない」と製造部の中村秀和次長は語る。

[注目製品PickUp!vol.14]リーズナブルな単軸・直交でここまでできる【前編】/アイエイアイ「ロボシリンダー」

ロボットダイジェスト編集部が注目する製品を紹介する連載企画「注目製品PickUp!」。今回はアイエイアイ(静岡市清水区、石田徹社長)の電動アクチュエーター「ロボシリンダー」を取り上げる。電動アクチュエーター(単軸ロボット)やそれを組み合わせた直交ロボットは動きがシンプルで、複雑な作業には適さないと思われがちだが、「組み合わせ次第で垂直多関節ロボットのようにも使えることを知ってもらえれば」と製造部の中村秀和次長は話す。

バイスメーカーが提案する多品種少量生産の自動化とは【後編】/酒井正一ナベヤ常務

加工素材を工作機械に固定するバイスなどを製造販売するナベヤ(岐阜市若杉町、岡本知彦社長)は、2016年からシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)と連携して加工の自動化提案に力を入れる。従来の素材だけをロボットで交換する方法では、素材のサイズや形状が変わるたびにハンドの交換や調整が必要だった。一方、素材とバイスを1セットにするナベヤのシステムは、バイスを共通にすることで1度のハンド設定で済ませられる。では、実際に導入した効果、コストはどうなのか?酒井正一常務に話を聞いた。

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