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[SIerを訪ねてvol.6]人材育成に力を入れる専業SIer【後編】/高丸工業

大型のワーク(搬送や加工の対象物のこと)のアーク溶接ロボットを中心に開発、製造してきた高丸工業(兵庫県西宮市、高丸正社長)は2007年、兵庫県尼崎市に「ロボットテクニカルセンター(RTC)」を開設し、中小企業のロボット導入を支援し始めた。17年にはRTCを東京にも設立し、今年2月にはフランチャイズ1号として岐阜市にも開設した。今後はRTCの拠点を拡充し、ロボットの導入支援をより一層力強く推進する。

[SIerを訪ねてvol.6]人材育成に力を入れる専業SIer【前編】/高丸工業

今回紹介するシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)は、大型のロボットシステムの設計、開発を得意とする高丸工業(兵庫県西宮市、高丸正社長)。同社が手掛ける自動化システムは、ロボットに走行レールや移動用のコラム(柱)を付けたものなど、システム全体として大きいものが多い。生産キャパシティー確保のために11年にJFEスチールの西宮工場内に本社事務所と工場を移転した。重厚長大産業を中心に多くの顧客が頼る、特徴的なSIerだ。また、2007年には業界に先駆けて「ロボットテクニカルセンター」を設立し、ロボットユーザーの支援もしている。

[特集SIerになろうvol.3]製造業からSIerへ【その1】/戸苅工業

産業用ロボットを周辺機器や他の設備などと組み合わせてシステム構築する、システムインテグレーター(SIer、エスアイアー)への製造業からの参入が相次ぐ。昨年7月にFA・ロボットシステムインテグレータ協会(会長・久保田和雄三明機工社長)が日本ロボット工業会内に設立され、会員数は180社を超えた。成長が確実といわれ、需要は増えると見込まれるSIer。製造業から参入しただけに、顧客の製造業者の現場を知り「悩み」や「苦労」も分かち合える。[特集SIerになろう」のvol.3-5では、新規参入を検討する企業にとってアニキ分とも言える先輩企業3社の取り組みを聞いた。

ロボットで溶接、塗布!/ロボット活用が進んだ分野に学ぶ

「第18回光・レーザー加工展(フォトニクス)」など3つの展示会が12月5日~7日、千葉市美浜区の幕張メッセで開かれた。会場で来場者の注目を集めたのは、ロボットを活用した実演だ。溶接や塗装加工の分野では産業用ロボットを早くから活用してきた歴史があり、知見やノウハウも多い。これら分野の最新提案から、今後の産業用ロボットの動向を探ってみたい。

大手も参入、ロボ研磨に注目。3Mジャパンが愛知産業と連携【後編】

米国3M(スリーエム)の日本法人スリーエムジャパン(東京都品川区、スティーブン・ヴァンダー・ロウ社長)は、溶接関連の機器を販売する愛知産業(東京都品川区、井上博貴社長)と提携し、「ロボットによる研磨」の市場に参入する。スリーエムジャパンがパートナーに愛知産業を選んだのはどうしてなのか。後編ではその理由を探る。

大手も参入、ロボ研磨に注目。3Mジャパンが愛知産業と連携【前編】

米国3M(スリーエム)の日本法人スリーエムジャパン(東京都品川区、スティーブン・ヴァンダー・ロウ社長)は11月29日、ロボットを活用した研磨市場に参入すると発表した。溶接関連機器を販売する愛知産業(東京都品川区、井上博貴社長)と提携。安定性が高い3Mの研磨材と、愛知産業製の自動倣い機能付き研削装置を組み合わせた研磨作業用のロボットシステムを提案する。研磨作業は自動化が最も進んでいない分野の一つ。生産効率の向上や人手不足の補完を目的に、今後は大手のロボット研磨事業への参入が増えそうだ。

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